騙されてはいけない905―今起こっている福島原発事故・「3号機原子炉建屋1階主蒸気隔離弁室近傍における水漏れ」
東電の1月18日に公表した記者会見配布資料「3号機原子炉建屋1階主蒸気隔離弁室近傍における水漏れについて」とネットのNHKニュースからです。
東電の報告では、「1月18日14時40分頃,3号機原子炉建屋瓦礫撤去用ロボットのカメラ画像を確認していた当社社員が,3号機原子炉建屋1階北東エリアの主蒸気隔離弁室の扉付近から,その近傍に設置されている床ドレンファンネル(排水口)に向かって水が流れていることを発見」ということです。
つまり、NHKニュースの言うように、「3号機の原子炉建屋1階で、出どころが分からない水が床を流れている」のですが、“水の流れは幅30センチほど”ですから、かなりの量です。
話は別ですが、3号機原子炉建屋5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)での湯気発生は、いまだに続いています。
3号機は何かと不可解? 原因不明の現象が起こるのです。
3号機原子炉建屋1階主蒸気隔離弁室近傍における水漏れ(写真・動画集より)
『原子炉建屋で出所不明の水(1月18日 19:40更新 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋1階で、出どころが分からない水が床を流れているのが見つかり、東京電力が発生源などを調べています。
東京電力によりますと、18日午後、福島第一原発3号機の原子炉建屋1階で、遠隔操作のロボットを使ってがれきの撤去をしていたところ床を水が流れている様子がロボットに搭載されたカメラで確認されました。
水が流れていたのは、原子炉からタービンに送られる蒸気を事故の際などに遮断する弁がある「主蒸気隔離弁室」と呼ばれる部屋の入り口付近で水の流れは幅30センチほどあり、継続的に排水口に流れ込んでいて、汚染水がたまっている建屋の地下に向かっているとみられるということです。
原子炉建屋には、メルトダウンした燃料を冷やす水や使用済み燃料プールの水のほか、建屋が壊れているため、雨水などもあるとみられ、東京電力は、「現時点では、どこから流れてくるかや放射性物質の濃度は分からない」としています。
現場は放射線量が高く人が近づけないことから、東京電力は、カメラの映像を分析して、水の発生源などを詳しく調べています。』
<東電の報告>
【3号機原子炉建屋5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)での湯気発生状況】
・H26/1/16 7:53 頃 湯気をカメラにて確認。(気象データ〔1/16 7:50 時点〕:気温-1.1℃、湿度86.0%)※ プラント状況、モニタリングポスト指示値等に異常なし。
H26/1/17 8:15 頃 湯気をカメラにて確認できないことを確認。
(気象データ〔1/17 8:20 時点〕:気温1.7℃、湿度74.6%)
※ プラント状況、モニタリングポスト指示値等に異常なし
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