騙されてはいけない916―今起こっている福島原発事故・「放射性物質の核種分析結果」
東電の1月29日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所敷地内外における降下物中の放射性物質の核種分析結果」と「福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果」からです。
東電の「福島第一原子力発電所敷地内外における降下物中の放射性物質の核種分析結果」は環境管理棟で平成25年11月28日13時50分から平成25年12月25日11時20分の約1ヶ月で降下物中の放射性物質はCS-134が120Bq/㎡、CS-137が310Bq/㎡となり、福島第二原子力発電所の事務本館はCS-134が53Bq/㎡、CS-137が93Bq/㎡となります。
放射能の専門家ではないのでその意味が分からないのですが、福島第二でも福島第一の3分の1近い放射性物質の降下があることに少し驚きます。単位を1キロ四方のk㎡に直すと1000×1000の100万倍になりますから、福島第一の環境管理棟はCS-134が12億Bq/k㎡、CS-137が31億Bq/k㎡となるのです。
「福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果」において空気中放射性物質濃度の一番高い施設は、プロセス主建屋開口部(除染装置室内)でCS-134が2.1-10**4Bq/c㎥、CS-137が5.3-10**4Bq/c㎥です。これも単位を㎥に直すと100万倍ですから、CS-134が210Bq/㎥、CS-137が530Bq/㎥となります。
| 固定リンク
「震災・原発事故」カテゴリの記事
- 騙されてはいけない1697―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業の完了・・について!?』(2024.11.08)
- 騙されてはいけない1696―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業・・で、把持作業だけ完了!?』(2024.10.31)
- 騙されてはいけない1695―今起こっている福島原発事故・『福島第一原子力発電所 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業の再開・・で、手袋を変えて着手!?』(2024.10.29)
- 騙されてはいけない1694―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業におけるカメラ交換を実施・・で、デブリ取り出し作業はまだ先!?』(2024.10.22)
- 私の世界・知らない世界―『太陽の活動「極大期」にNASAなど発表・・かなりヤバイのでは!?』(2024.10.17)
コメント