私の世界・知らない世界―“ムスク”な・・? ジャコウ牛(その1)
ネットの“englishrussia.com”の「現代のマンモス、ジャコウ牛」: “Mammoths Of Today”の写真集から適当に選択・編集です。
ジャコウウシは地球上でもっとも寒かった氷河期の時代から現代まで生き残った一番大きな草食動物だそうです。
ジャコウ牛の命名について、麝香(じゃこう)は英語でマスク(musk)、香りのよいもの(例えばマスクメロン)に使われ、佳い香りのするものはジャコウという接頭語をもったジャコウ猫、ジャコウ牛、ジャコウ草などがあるのです。
繁殖期に興奮すると眼下腺から匂いのある分泌液を出すというのですが、それが何とも良い匂い? かも知れません。
麝香(じゃこう):雄のジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる分泌物を乾燥した香料、生薬の一種である。ムスク (musk) とも呼ばれる。
ウィキではカナダ北部、デンマーク(グリーンランド)に自然分布とあり、生息地域にシベリアは入っていないのですが、ロシアのウランゲリ島にはその影がありました。
ロシアのウランゲリ島のジャコウ牛?(再掲)
アメリカ合衆国(アラスカ州)、ノルウェー(スヴァールバル諸島)などへ移入とあり、ロシアもウランゲリ島やシベリアに移入したのかも知れません。
ジャコウウシ(麝香牛、Ovibos moschatus)
動物界脊索動物門哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科ジャコウウシ属に分類される偶蹄類。カナダ北部、デンマーク(グリーンランド)に自然分布。アメリカ合衆国(アラスカ州)、ノルウェー(スヴァールバル諸島)などへ移入。体長オス201-246センチメートル、メス194-201センチメートル。肩高110-150センチメートル、メス123センチメートル。体重オス263-650キログラム、メス280-295キログラム。体型は頑丈。全身は長く硬い上毛と、柔らかい下毛で被われる。・・・夏季はツンドラ内の水辺、湿原に生息する。冬季になると積雪の少ない斜面などへ移動する。メスと幼獣からなる3-100頭の群れを形成して生活し、夏季には分散して小規模な群れを冬季になると大規模な群れを形成する。オスは単独もしくはオスのみで小規模な群れを形成し生活する。オス同士は突進して角を突き合わせて激しく争う。外敵に襲われたり強風で寒さが厳しい時には成獣が外側へ向かって円陣を組み、その中に幼獣を入れて守る。食性は植物食で、草、木の葉(カバノキ、ヤナギ)などを食べる。繁殖形態は胎生。8月に交尾を行い、妊娠期間は8か月。オスは繁殖期に興奮すると眼下腺から匂いのある分泌液を出し、この行動が名前の由来と考えられている。4-5月に1回に1頭の幼獣を産む。ユーラシア大陸北部にも分布していたが、乱獲により約3,000年前に絶滅した。
外毛の下にある産毛は「キヴィアック」(QIVIUK)と呼ばれ、高級・高価・希少である。カナダ政府によって年間の捕獲量が制限されている。(=ウィキペディア)
(以下ナショナル ジオグラフィックのジャコウウシのプロフィール)
ジャコウウシは北極に住み、エサとなる植物の根やコケ類を求めてツンドラを歩き回る。冬には蹄(ひづめ)を使って雪の中から植物を掘り出して食べる。夏は特に水辺で北極の花や草を食べて栄養を補給する。ジャコウウシは何千年も前から北極に住み付いており、長くもじゃもじゃとした体毛は極寒の気候にうまく適応している。粗毛と呼ばれる外側の毛は、冬に断熱の役割を果たす下層の短い毛を覆っている。冬の終わりに気温が上がるにつれて下毛は抜け落ちる。ジャコウウシは群れを作り、1頭のメスが数十頭を率いることもある。メスの妊娠期間は8カ月間だ。産まれた子ウシは、出産後数時間で母親と群れの仲間に自力でついていけるようになる。群れは、協力し合ってオオカミやイヌの襲撃から身を守る。襲われたときは、子ウシを囲んで鋭いツノを外側に向ける形で円陣を組み、敵に対抗する。追い詰められたジャコウウシはその巨体で突進し、ツノを使って相手に致命傷を与えようとする。そのような防衛策も人間のハンターが相手のときはそれほど役に立たず、皮や肉を目当てに多くのジャコウウシが殺されてきた。現在、アラスカ、ノルウェー、およびシベリアでは法によって保護されており、群れは保護区で暮らしている。
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