私の世界・知らない世界―「シナイ山と聖カタリナ!?」(“大地溝”その2)
“大地溝”の話で「紅海の割れ目がシナイ半島で、スエズ湾と死海方向へ分かれる」というシナイ半島のことを言いましたが、そのシナイ半島にあるシナイ山はモーセが神から十戒を授かったとされる場所です。「ホレブ山(Horeb)」とも呼ばれシナイ半島の先の方、中央部にあるようです。
シナイ山のある場所?
「あるようです・・」というのは、マップで詳しく探すのをためらったのと、地図には「Mont Sinai」や「Mount Catharina」があるのですが、「Mont Sinai」の場所は航空写真では特定出来ません。というか、「してはいけない!・・」のかも知れません。
「Mount Catharina」は聖カタリナの遺体を「天使がシナイ山に運んだ」という逸話があるのですが、シナイ山の象徴としてあるようです。
ディーノルイーニ:アレクサンドリアのキャサリンの肖像(アゼルバイジャン国立美術館)
Mount Catharina
シナイ山はこの辺りの何処か・・?ですが、神の御座はモーゼが行った、“その時にあるだけ”です。
「6世紀に東ローマ皇帝ユスティニアヌス1世によって建立された聖カタリナ修道院」は、今も立派? に存在しています。(少し、失礼な発言かも・・? スミマセン)
何か・・ほっとするのは、観光客を受け入れる立派なリゾート・ホテルが聖カタリナ修道院の側にあります。
聖カタリナまたはアレクサンドリアのカタリナ
(Sancta Catharina Alexandrina,287年~305年)
キリスト教の聖人で殉教者。正教会では聖大致命女エカテリナとして敬われ、ローマ・カトリックでは伝統的に『十四救難聖人』の一人とされている。ジャンヌ・ダルクと話したとされる聖人の一人。祝日は11月25日(ロシアなどの正教会では11月24日)。・・・
皇帝を訪問して話したいというカタリナの物語は時のローマ皇帝マクセンティウスの元にも届き、彼女は皇帝にキリスト教徒を迫害するやり方は間違っていると説こうとした。伝説では、カタリナは皇后を改宗させることに成功し、彼女は皇帝が送り込んだ50人の異教の賢者たちを論破したため、彼らの多くはすぐに殺されてしまった。皇帝はカタリナに言い寄って失敗すると、彼女を牢へ入れるよう命じた。彼女が改宗させた人々がカタリナを訪問すると、彼女は車輪に手足をくくりつけられて転がされるという拷問が命じられた。しかしカタリナが車輪に触れるとひとりでに壊れてしまったため、彼女は斬首刑にされた。
天使がカタリナの遺体をシナイ山に運んだという。そこには6世紀に東ローマ皇帝ユスティニアヌス1世によって建立された聖カタリナ修道院がある。修道院は548年から565年の間に建設された。修道院は今も残り、初期キリスト教芸術、建築、輝かしい手書き写本など有名な所蔵品を持つ。
聖カタリナ修道院(Saint Catherine's Monastery)
エジプト、シナイ山の麓にある峡谷の河口、シナイ半島に位置する正教会の修道院の名称。他に聖カテリナ修道院、聖カトリーナ修道院、聖エカテリニ修道院とも称される。修道院は現在も継続して機能する、キリスト教:正教会の世界最古の修道院である。聖カタリナ修道院はユネスコの世界遺産に登録されている。(=ウィキペディア)
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