騙されてはいけない923―今起こっている福島原発事故・「“2号機PCV内監視計器の再設置”の作業困難性!?」
東電が1月30日にHPに公表した「廃炉措置等に向けた取り組みの進捗状況2014年1月30日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第2回事務局会議)」、「【資料3】個別の計画毎の進捗状況」の「2号機PCV内監視計器の再設置について」からです。
最初、余りにも杜撰なミスで、こちらが「恥ずかしいので、止めよ!?・・」と思いました。
東電の報告・・『これまでの状況 平成25年8月、2号PCV内部調査の実施にあわせ、PCV内水位・温度の監視計器の設置を計画。挿入途中でグレーチング床に監視計器の一部が引っ掛かったため、監視計器は水面やPCV底部には未到達。(水位や水温は監視できていないものの、PCV内の気相部の温度は監視できている状況)』
2号機の原子炉内に監視計器を束ねたものを挿入している途中、既設の原子炉内の格子状の足場(=グレーチング床)の枠に引っ掛かったのです。
目視確認出来るのが先端のカメラだけで、枠に無理やりねじ込んだら引っ掛かるのは当たり前です。相当、あわてた感じです。
その原因の本当の理由は、「今後の作業概要」の「作業には約40分を要する見込みであり、一部手感覚のみでの作業が要求されるため作業班の途中交替は望ましくない。そのため作業被ばく低減及び作業時間確保のため、2号機R/B内の除染作業終了後の4月上旬に実施予定」とあるように、職人技? が要求される上に、高い放射能環境が問題なのです。
ゆっくり構え、時間を掛けて作業が出来ないのです。
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