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2014年2月12日 (水)

騙されてはいけない934―今起こっている福島原発事故・「1~4号機の現状!?」

「技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID=アイリッド)」が20131217日に公表した「燃料デブリ取り出し代替工法についての情報提供依頼(RFI)」の「福島第一発電所の現状」からです。

事故があって、もう3年目も近いので、各号機の現状(去年の12月半ば)の簡単な概要ですが整理されており、それを確認するのも意味があると思い紹介します。

まず、第一に「各号機の概要」ですが、当然ながら廃止措置の進捗状態は号機ごとに異なっています。

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今更ながら驚くのは、商業運転開始日が1970年代で、建設日程を考えると50年以上も以前の代物です。つまり、東京オリンピックや最初の新幹線の頃の技術成果ということです。

次に、「13号機の循環注水冷却の現状」ですが、注目すべきは原子炉建屋(R/B)とタービン建屋(T/B)の水位が同じで、いけいけ? ということです。(本来、建屋間は閉じていなければなりません。)

また、“漏洩”や“地下水の流入”が普通に説明されているのも、変? と言うか、厭な感じがします。

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各号機個別の現状ですが、問題の核燃料デブリの位置は、1号機は「燃料のほとんどはPCVへ落下している」としているのに対して、23号機は「炉心部、下部プレナムおよびPCVに存在するが、これらの位置の間の比率は未定である。」としています。

各号機の水位と温度は1号機が“PCV底部から約2,800 mm、水温:約35 ℃”、2号機は“PCV底部から約600 mm、水温:約50 ℃”ですが、3号機は“未確認”で、1号機は良いとして、23号機は燃料デブリをやっと浸している? か、上からシャワーで水を掛けている(下に落ちないで途中に止まっているデブリ)だけ? かも知れません。

各号機のオペレーティングフロアの線量率は、1号機が“最大53.6mSv/h”、2号機は“最大約880 mSv/h”、3号機は“約500mSv/h”です。

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4号機の使用済燃料プールからの使用済燃料の取り出しは1118日に開始されていますが、東電のHPの「4号機からの燃料取り出し」における「4号機から共用プールへ移送状況」の210日更新の報告によれば1533体中308体が共用プールに移送されています。
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注)なおこれらは、「技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID=アイリッド)」が、東電の提供した資料により作成したもので、独自の調査データや考察が入っているわけではありません。

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