騙されてはいけない939―今起こっている福島原発事故・「続く、堰からの漏えい!?」
東電の2月17日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所H5タンクエリア堰からの雨水の漏えいについて」と「福島第一原子力発電所高台原子炉注水用バッファタンクエリア堰内の雨水移送に伴う水漏れについて」、ネットのNHKニュースからです。
東電は、「H5タンクエリア堰からの雨水の漏えい」と「高台原子炉注水用バッファタンクエリア堰内の雨水移送に伴う水漏れ」を報告しています。
漏えい量は、H5タンクエリア堰からが約19.2トン、高台原子炉注水用バッファタンクエリア堰は約1.7トンで、どちらもストロンチウム90が検出されています。
従って決して、「雨水」と呼べるものではありません。
なお、「高台原子炉注水用バッファタンクエリア」は以下の場所です。
『汚染水タンク囲うせきで水漏れ(2月17日 5:45更新 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所で16日、山側にある汚染水のタンクを囲うせきの1つで、合わせて7か所の水漏れが相次いで見つかり、東京電力が詳しい原因を調べています。
東京電力によりますと、福島第一原発で16日、汚染水のタンクを囲っているせきのうち、4号機の山側ある「H5」と呼ばれるせきで、たまっていた水が合わせて7か所から漏れ出しているのが見つかりました。
東京電力が調べたところ、漏れ出した水はおよそ19.2トンに上り、周辺の地面にしみこんだとみられますが、せきに残っていた水からは放射性物質のストロンチウム90が1リットル当たり23ベクレルの濃度で検出されました。
この値は、国の海への放出基準は下回っていますが、福島第一原発で認められているせきからの放出基準の2.3倍に当たります。
福島第一原発では去年10月の大雨で、繰り返しせきから水があふれたため、せきの高さをかさ上げする対策が取られました。
今回の7か所の水漏れは、敷地内に30あるせきのうち、いずれも「H5」のせきに集中し、かさ上げで設置された鉄板のつなぎ目や鉄板に通した配管の貫通部で見つかったということで、東京電力がこのせきに水漏れが集中した原因などを調べています。』
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