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2014年2月22日 (土)

騙されてはいけない944―今起こっている福島原発事故・「汚染水流出で東電が調査担当者を派遣!?」

東電の221日に公表した記者会見配布資料と「福島第一原子力発電所H6エリアタンク上部天板部のフランジ部からの水の漏えいの調査状況について」とネットのNHKニュースからです。

東電はこれまで余りしないことですが、昨日報告した「H6エリアタンク上部天板部のフランジ部からの水の漏えいについて」の報告に続いて、 “調査状況について”を続編として報告しています。

また、NHKのニュースによると、「本店の調査の担当者を派遣して作業員への聞き取り調査」というのは、余りこれまでにない東電の対応です。

「弁を操作した際のタンクの水位の監視が徹底されておらず、弁の開け閉めに使う器具がふだん誰でも使える状態で置かれていたことから管理の見直しを検討」と、“故意・悪意の操作”を前提にしなければならない状況は、これから配慮しなければならない深刻な問題です。

“故意・悪意の操作”を前提にすると、もっと危険で脆弱な設備、大規模で面妖な(=計画的に十分考えたものでなく、安易に作られた)システムを構築してしまっており、目標はいくらでもあるのです。

注)以下の図で、弁の開け閉めの説明は3頁もあるので、簡略化した図にしています。

01_5 

『汚染水流出で東電が調査担当者を派遣(222 5:48更新 NHKニュース)

東京電力福島第一原子力発電所で、山側のタンクから高濃度の汚染水およそ100トンが流出した問題で、東京電力は本来、閉じている配管の弁を誰かが開けたのが原因とみて、本店の調査の担当者を派遣して作業員への聞き取りを進めています。

福島第一原発では今月19日から20日にかけて4号機の山側にあるタンクに水が入りすぎ、汚染水およそ100トンが敷地内の地面に流出しました。

当初、東京電力は、汚染水の処理設備から問題のタンクにつながる配管の途中の弁の1つが、閉じた状態になっていたにもかかわらず、水が流れていたとして、この弁が故障していた疑いがあると説明していました。

ところが、別の作業で弁を撮影した写真が見つかり、水を断続的に移送していた今月19日の午前の時点では、故障の疑いがあるとされた弁は開いた状態になっていたことが分かりました。

一方、本来、汚染水を送る予定だったタンクにつながる配管の弁は19日の午前の時点では閉じられ、水が流れないようになっていて漏えいが見つかったあとには開いていました。

東京電力はこの2つの弁を誰かが開け閉めしたことが汚染水が漏れた原因とみています。

弁が操作された理由や詳しい経緯を明らかにするため、東京電力は本店の調査の担当者を派遣して作業員から聞き取りを進めています。

今回の問題で東京電力は弁を操作した際のタンクの水位の監視が徹底されておらず、弁の開け閉めに使う器具がふだん誰でも使える状態で置かれていたことから管理の見直しを検討しています。

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