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2014年2月25日 (火)

騙されてはいけない946―今起こっている福島原発事故・「H6エリアタンク上部天板部からの漏えい、範囲の変更!?」

東電の221日に公表した「福島第一原子力発電所H6エリアタンク上部天板部のフランジ部からの水の漏えいの調査状況について」と224日の記者会見配布資料と同日開催の「汚染水対策検討WG第11回」の「資料1:H6エリアタンク上部天板部からの漏えいについて」からです。

東電は21日に報告した、「H6エリアタンク上部天板部からの漏えい」についての現場における詳細調査を経て、「汚染水対策検討WG第11回」の「資料1:H6エリアタンク上部天板部からの漏えいについて」では漏えい範囲の数値を約20mから約37mに変更しています。

「写真を撮っているのに、そんなことが分からなかったの?・・」と言ってしまいそうです。

当初から漏えいした汚染水の量を100㎥としていました。タンクへの注水状況から算定したもので、いつものように漏れた範囲で決めていないことを願います。

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それとは別ですが、“タンクエリア配置図” (上が21日のもので、下が会議資料)も変更されています。

「汚染水対策検討WG」の会議資料なので、真面目に作ったのでしょうか?

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<東電の報告>

H26/2/19 に確認されたH6エリアタンク上部からの水の漏えいについて、漏えいの原因は、淡水化装置処理後の水の受け入れ予定ではない当該タンクに接続されている弁が開いていたことにより、タンクに水が入り上部天板部から漏えいが発生したものと推定。閉まっているはずの弁が開いていたことについては、引き続き調査する。なお、漏えい箇所の土壌について線量測定を行った結果、地表面から3cm 離れたところで70μm線量当量率で最大約900 mSv/h(ベータ線)、1cm 線量当量率で0.1 mSv/h(ガンマ線)であったことから区画を行った。漏えい範囲について、現場における詳細調査の結果、以下の通り特定。

【漏えい範囲】

・H6タンクエリア堰近傍(C1タンク南方向沿い);約3m×約40

・電気ケーブルが収納されているU字溝(近傍道路を跨いだU字溝);約30m×約1m

・淡水化装置(蒸発濃縮)エリア;約36m×約37m※1

・淡水化装置(蒸発濃縮)エリアの東側の一部及び南側にある側溝※2;長さ約55m×幅約0.3

1:範囲を変更(約20m→約37m)。

2:範囲を追加。当該側溝は閉塞されており、他箇所への流出は確認されていない。当該箇所の漏えい水については、2/21 にバキューム車により回収。

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