騙されてはいけない952―今起こっている福島原発事故・「タンク脇側溝のセシウム検出、Ｈ６エリアの汚染水漏えいの影響では！？」

東電が2月20日～3月2日に公表した記者会見配布資料「福島第一原子力発電所構内Ｈ４エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果（南放水口・排水路）」からです。

3月2日のサンプリング結果を見てタンク脇側溝（X-2）とタンク脇側溝(Ｃ排水路の合流点前)（X-1）でセシウムが検出されていることに気付き、「何時から出ていたのだろう？・・」と調べてみました。

セシウムは2月21日から出始め、それが現在まで続いているのです。厭な感じがするのは、その上流側（山側）に高濃度汚染水の漏えいのあったＨ６エリアがあり、漏えいの発見が19日で、ちょうど流出のタイミングと合致します。

 

東電は「漏えい範囲を確認し、近くに排水路がないことから、海への流出はないと考えている」としていますが、「漏えい箇所の土壌回収作業」をしているのですから、地下への浸透から地下水として流出はあり得ることです。

そして、3月2日にはC排水路35m盤出口（C-2）でもセシウムが検出され、海は直ぐそこです。