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2014年3月16日 (日)

騙されてはいけない965―今起こっている福島原発事故・「建屋止水の全体概要」

東電が312日にHPに公表している「廃炉・汚染水対策現地調整会議2014312日(第7回)」、「【資料2】福島第一原子力発電所汚染水対策の対応」、「建屋止水の全体概要について」からです。

昨日、「建屋止水の全体概要について」の一部の「1.建屋流入の想定経路」を“雨水の流入”の説明のために紹介しましたが、「建屋止水の全体概要について」は地下水問題と汚染水対策の重要課題であり、特にトレンチからの流入は地下水流入の止水の要と思われ、大切なことなのでもう一度紹介します。

「4.建屋トレンチ接続部の止水対象選定フロー」では、「滞留水がある建屋にトレンチが接続する箇所」は42箇所、うち地下水が流入するトレンチが27箇所、雨水が流入するトレンチが8箇所、建屋貫通高さが滞留水位以下のトレンチ(海水配管トレンチ等)は別途対策を実施が7箇所として、6箇所は「高線量のため作業困難であるが,流入調査方法,止水工法検討中」です。

そして、建屋への水の流入経路は「建屋トレンチ接続部からの流入」だけでなく、「雨水の屋根損傷部からの流入」や「建屋間ギャップ端部から流入」、「建屋地下外壁等からの流入」、「建屋地下基礎底面からの流入」があり、完全な地下水流入の止水が何年掛かるのか見当も付きません。

注)図は容量を減らすために内容が変わらない範囲で編集しています。また、個々の止水対策例は単に事例なので今回は省略しました。見たい人は下記で見てください。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/l140312_04-j.pdf

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