« 騙されてはいけない974―今起こっている福島原発事故・「停止中の汚染水処理設備が再開」は、浄化運転のこと!? | トップページ | 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・「何気にネコしてる・・ のネコ!?」 »

2014年3月27日 (木)

騙されてはいけない975―今起こっている福島原発事故・「多核種除去設備サンプルタンクC側面マンホール部の漏えい」

東電の326日に公表した記者会見配布資料「多核種除去設備サンプルタンクC側面マンホール部の漏えい確認時の水の滴下について」からです。

また、多核種除去設備の不具合の報告ですが、「サンプルタンクC側面マンホール部の漏えい確認時の水の滴下?」というものです。

全β核種濃度測定結果が12Bq/Lの高濃度汚染水が約8リットル漏えいですが、マンホールは「サンプルタンクCの内部除洗のため、一時開放していたもの」で、「サンプルタンクCの側面マンホール部の漏えいの有無を確認するため、当社監理員監視のもと水張りを実施、その際、同日1856分に当該部より水の滴下を確認」というのに、「滴下が堰内の養生内」で「1秒に1滴程度の滴下」なので、規定の締め付けをしても漏れ続け、原因を図りかねるのか、「まあいいか・・」と放って置いた? のです。

それで、「再確認時、1秒に4,5滴程度」になり、サンプルタンクCの汚染水を約60トンの内50トンを抜いてAタンクへ移送、側面マンホール部下部以下の水位(約30cm)にして“漏れ止めをした”というものです。

A系・C系とも運転再開を報告しているのですが、下図のようにAタンクを使っての浄化運転で、何か、浄化運転の再開を急ぐためか? 非常にいい加減な対応に思えます。

注)24日の「多核種除去設備B系統出口水放射能濃度上昇について」の図を加工

04 

なお、サンプルタンクの容量は1000トンのようです。たった、約60トンばかりで“汚染水の滴下漏れ(1秒に4,5滴程度)”ですから、満杯で圧力が掛かると大変なことになるはずです。

01 

02 

|

« 騙されてはいけない974―今起こっている福島原発事故・「停止中の汚染水処理設備が再開」は、浄化運転のこと!? | トップページ | 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・「何気にネコしてる・・ のネコ!?」 »

震災・原発事故」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 騙されてはいけない975―今起こっている福島原発事故・「多核種除去設備サンプルタンクC側面マンホール部の漏えい」:

« 騙されてはいけない974―今起こっている福島原発事故・「停止中の汚染水処理設備が再開」は、浄化運転のこと!? | トップページ | 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・「何気にネコしてる・・ のネコ!?」 »