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2014年4月19日 (土)

騙されてはいけない1001―今起こっている福島原発事故・「地下水バイパスの現状」

東電の418日に公表している記者会見配布資料「福島第一原子力発電所地下水バイパスの現状について」からです。

昨日の「地下水バイパスからトリチウム1600ベクレ/L検出」についての東電の言い訳のような報告で、やはり「地下水バイパスの運用目標は、12本の全ての揚水井の水を集める一時貯留タンクでの数値で判断し、運用目標以上となる地下水の排水は行わない」としています。

「運用目標以上となる地下水の排水は行わない」が大切な点ではなく、「12本の全ての揚水井の水を集める一時貯留タンクでの数値で判断」が肝心な問題のポイントです。

つまり、1つや2つ、3つ・・? の揚水井戸で運用目標の基準を超えても、タンクに集めて薄めれば良いことになります。

もっと言えば、トリチウムの濃度だけを問題にするなら、地下水や山水、海水をどんどん混ぜれば、“いくらでも海への放出が可能”ということです。

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話は別に:下水処理場から河川への放流も当然厳しい環境基準があります。昔の話で、今はないと思うのですが、下水処理場の能力が低くく? 処理が間に合わなくて汚水が溜まると担当の人は大雨を願ったと聞きます。大雨が降れば、処理しないで薄めて放流したのです。もっと言えば、合流式下水道は、雨とし尿を一緒に流します。雨が降って水位が上がると、多量の雨水と汚水が処理場へ向かわないように低い堰が作ってあり、それを越えて河川へ流れるようにしてあるのです。

洪水だと味噌もくそも一緒だから、いいのでは? と言う発想です。それと、合流式は日本の下水道と限りません、むしろ下水道の本家、ヨーロッパの方が多いはずです。

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