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2014年4月23日 (水)

騙されてはいけない1004―今起こっている福島原発事故・「焼却工作建屋の水位」の変!?

東電の421日に公表している記者会見配布資料の「焼却工作建屋の水位・焼却工作建屋西側サブドレン水の分析結果」の「焼却工作建屋の水位」からです。

東電の421日に公表している記者会見配布資料を見ていて「焼却工作建屋の水位」が“0.4cm増”とあり、何か変? な気がしました。

4台のポンプが勝手(意図しない形で)に動いて、焼却工作建屋に汚染水を入れてしまい、そのポンプはとっくに止めているはずです

<東電の報告>

【焼却工作建屋の水位・焼却工作建屋西側サブドレン水の分析結果】

<最新の水位>

・各建屋内の滞留水の深さについて大きな変化は確認されていない。

4/22 14:00 時点の各建屋水深]                         

焼却建屋:深さ18.0cm4/14 移送停止後と比較し、0.4cm 増)

工作建屋:深さ5.0cm4/14 移送停止後と比較し、変化なし)

東電は、「焼却工作建屋地下1階については、建屋図面を確認したところ建屋外へ貫通している箇所はないこと、・・現時点で焼却工作建屋から外への漏えいはないものと判断している」として、「外への漏えいはない・・」のですから、外から入って来ないはずです。

公表している15日からの「焼却工作建屋の水位」を整理してみましたが、途中で時点を変えたりして何か書き様が変です。

焼却工作建屋へ流入した滞留水汚染水は約203㎥(焼却建屋:約165㎥、工作建屋:約38㎥)ですが、焼却建屋は面積が約918㎡あり、0.1cm違っても約1トンになるのです。

つまり、22日は当初からすると、何故か4トンも滞留水が増えた? という計算になるのです。仕事の性分で、数字が気になり過ぎ・・かも知れませんが?

4/15 14:00 時点の各建屋水深>

焼却建屋:深さ17.6cm(変化なし)

工作建屋:深さ5.0cm(変化なし)

4/16 6:00 時点の各建屋水深]

焼却建屋:深さ17.7cm4/15 14:00 時点から0.1cm 増)

工作建屋:深さ5.0cm4/15 14:00 時点から変化なし)

4/17 14:00 時点の各建屋水深]

焼却建屋:深さ17.8cm4/17 6:00 時点から変化なし)

工作建屋:深さ5.0cm4/17 6:00 時点から0.1cm 減)

4/18 14:00 時点の各建屋水深]

焼却建屋:深さ17.8cm4/18 6:00 時点から0.1cm 増)

工作建屋:深さ5.0cm4/18 6:00 時点から変化なし)

4/17 14:00 時点の各建屋水深]

焼却建屋:深さ17.8cm4/17 6:00 時点から変化なし)

工作建屋:深さ5.0cm4/17 6:00 時点から0.1cm 減)

4/21 14:00 時点の各建屋水深]

焼却建屋:深さ17.8cm4/14 移送停止後と比較し、0.2cm 増)

工作建屋:深さ5.0cm4/14 移送停止後と比較し、変化なし)

4/22 14:00 時点の各建屋水深]

焼却建屋:深さ18.0cm4/14 移送停止後と比較し、0.4cm 増)

工作建屋:深さ5.0cm4/14 移送停止後と比較し、変化なし)

参考に東電報告の4月15記者会見配布資料の文章も載せますが、“現時点で”や“と判断”が並んで、不確か? もしくは、「言ったことに自信がない・・」を示すと、現時点で判断せざるを得ない文です。

<東電の報告:4月15日>

H26/4/10 頃~ サイトバンカ建屋からプロセス主建屋への滞留水の移送を適宜行うなか、サイトバンカ建屋内の水位上昇およびプロセス主建屋の水位低下が確認されたため、4/12 より現場調査を行っていたところ、集中廃棄物処理施設4カ所(プロセス主建屋、高温焼却炉建屋、サイトバンカ建屋、焼却工作建屋)のうち、3カ所間において、通常使用していない以下の滞留水移送ラインに設置してある仮設ポンプ(4台)が運転中であることがわかった。

・プロセス主建屋(1台)からサイトバンカ建屋

・プロセス主建屋(1台)から焼却工作建屋

・焼却工作建屋(2台)からプロセス主建屋

(通常、プロセス主建屋・高温焼却炉建屋に移送を行い、原子炉注水のための水処理設備による処理を行っている。)

このため、4/13 17:0217:22 にかけて、仮設ポンプ4台を停止し、滞留水の移送を停止。また、仮設ポンプ停止前後に各移送ラインを確認し、漏えい等の異常がないことを確認。現場の状況を調査したところ、焼却工作建屋地下1階の全域(焼却建屋:約23m×約40m×深さ約18cm(※)、工作建屋:約19m×約57m×深さ約5cm)に滞留水が広がっていることを確認。焼却工作建屋については、通常時において滞留水を貯留していないことから、プロセス主建屋内の滞留水が焼却工作建屋内(管理区域内)に流入したことにより、建屋床面に汚染した水が広がったものと判断。焼却工作建屋地下1階については、建屋図面を確認したところ建屋外へ貫通している箇所はないこと、および焼却工作建屋周辺にあるサブドレン水の分析結果に有意な変化は見られていないことから、現時点で焼却工作建屋から外への漏えいはないものと判断している。その後、焼却工作建屋地下1階の広がりの範囲(深さ)について変化がなく、建屋外への漏えいがないことを確認したことから、4/14 13:01、焼却工作建屋からプロセス主建屋への移送を開始。なお、移送開始後に作業員により現場で目視点検を実施し、移送ラインに異常がないことを確認。

4/14 17:08 移送ポンプの吸込み位置の関係で、これ以上、当該ポンプでの移送は困難であると判断し、移送を停止。移送停止後に作業員により現場で目視点検を実施し、移送ラインに異常がないことを確認。焼却工作建屋地下1階の広がりの範囲(深さ)については、移送終了時点で、焼却建屋は4mm 低下し、17.6cm となり、移送を実施していない工作建屋の水位については、変化はみられなかった。なお、4/15 以降のプロセス主建屋への移送については移送方法を見直し、準備ができ次第、移送を再開。焼却工作建屋地下1階の広がりの範囲(深さ)の確認については、定期的に現場に出向し、仮設水位計にて測定していた。

4/14 22:00 頃~ 焼却工作建屋内に常設されていた水位計(焼却工作建屋への滞留水貯留を想定し、水位監視用に設置してあったもの)が使用可能なことを確認できたことから、焼却工作建屋地下1階の広がりの範囲(深さ)の確認方法を常設水位計を用いた常時監視に切り替え。なお、水位計の切り替え以降、常設水位計による常時監視においても、各建屋の水深に変化はない。

4/15 14:00 時点の各建屋水深>

・焼却建屋:深さ17.6cm(変化なし)

・工作建屋:深さ5.0cm(変化なし)

※当初、約20cm と評価していたが、詳細に測定した結果約18cm と評価を修正。

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