騙されてはいけない991―今起こっている福島原発事故・「多核種除去設備の不具合、本格的な運転へ目途立たず・・!?」
東電のHPに公表している「廃炉・汚染水対策現地調整会議(2014年4月7日第8回)」の「【資料1】汚染水に関わる現場進捗状況」から「(3)多核種除去設備の状況報告」の紹介と4月10日のネットのNHKニュースからです。
昨日も、「多核種除去設備B系の不具合・・」についての報告をしましたが、「廃炉・汚染水対策現地調整会議(4月7日)」の資料に、“多核種除去設備の状況報告”があったので説明図を載せておきます。
それと、NHKニュースは「フィルターに一部欠損・・」を報道していますが、“多核種除去設備”や“B系”を言いません。“汚染水処理設備「ALPS」”や“3つある処理系統のうち1つ”と言うのです。
そんなことをしていると、ますます受信料を払いたくなくなる人が増えるのでは? と、思ってしまいまです。
ただ、最後の「東京電力は、今年度末までに「ALPS」でタンクの汚染水をすべて処理することを目指していますが、今の試験的な運転を終えて本格的な運転へ移るめどは立っていません」は、どうも本当らしい? というか、現実、リアルな話のようです。
『汚染水処理設備 フィルターに一部欠損(4月10日 5:58更新 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策の要の設備で放射性物質を取り除く性能が大幅に低下したトラブルで、汚染水に含まれる金属を取り除くフィルターに一部欠けている部分が見つかり、東京電力がトラブルの原因とみて調べています。
福島第一原発の汚染水処理設備「ALPS」は汚染水からほとんどの放射性物質を取り除くことができるとされる対策の要ですが、先月18日、3つある処理系統のうち1つで、放射性物質を取り除く性能が大幅に低下し、東京電力は処理を中止して調査を行ってきました。
その結果、汚染水から放射性物質を含む金属を取り除く円筒状のフィルターで、金属が含まれる水と、取り除いたあとの水を仕切る樹脂製のシール材が幅およそ6センチにわたって欠けているのが見つかったということです。
このため、東京電力はシール材の欠けた部分を放射性物質を含む金属が通過した可能性があるとみてさらに詳しく調べています。
また、このフィルターは「ALPS」のほかの2つの処理系統でも使われているため、同じような異常がないか調べることにしています。
東京電力は、今年度末までに「ALPS」でタンクの汚染水をすべて処理することを目指していますが、今の試験的な運転を終えて本格的な運転へ移るめどは立っていません。』
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