騙されてはいけない993―今起こっている福島原発事故・「地下水観測孔について」
東電の4月11日に公表している記者会見配布資料「4月11日開催 第13回汚染水対策検討WG資料」の「1.地下水のモニタリングデータ」からです。
昨日の続きで、地下水の汲み上げ井戸について、地下水観測孔概要図が掲載されているので紹介します。
その地下水観測孔概要図で見ると、地下水観測孔は16mの深井戸が13箇所と5mの浅井戸が12箇所あります。他に特殊と思われるNo.0-1-2とNo.0-3-2の13mの井戸がありますが2つだけです。
地下水観測孔の構造は、50mmの鋼管パイプ(多分?)で下部に沢山の穴が開けられていますが、砂の流入防止用として1mm×1mmのメッシュ(防塵ネット?)で覆われたものです。
パイプは上部をコンクリートとベントナイト(粘土のこと)で囲って遮水し、穴のある部分は周りに砂を入れているものです。(砂の厚みは18mm)
それ自体が、ある程度小さな固形物を除くような構造になっていて、簡易浄化装置のようなものです。
下図は地下水サンプリング箇所を示したものですが、深井戸は赤丸を付けています。これで見ると、海岸近くには深井戸が少ないようです。
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