騙されてはいけない989―今起こっている福島原発事故・「来月にも海に放出、地下水の汲み上げ開始!?」
東電の4月8日に公表している記者会見配布資料「福島第一原子力発電所 地下水バイパスの準備状況について」とネットのNHKニュースからです。
NHKは「地下水バイパス」について、「国と東京電力は、9日にも地下水のくみ上げを始める方針を決め、地下水は、来月にも海に放出される見通し」と報道、東電の「福島第一原子力発電所地下水バイパスの準備状況について」は、その準備状況と貯留・放出手順の説明です。
タンク1基が1000トンで全部で9基の9000トン、1日お汲み上げが最大で約100トンとすると3基で約1か月分となります。
3グループで貯留、検査分析、排水のローテーションのようですが、「状況によっては・・」とか「地下水の貯留状況に応じてサイクル日数は変わる。タンクの運用順も変更の場合有り。」は気になる言い方です。
詳細分析が月1回しかないのですが、上記のローテーションでは分析日数が必要となるので、排水する満水タンクのサンプリングではなく、貯留途中の水をサンプリングすることになります。
『地下水バイパス あすにもくみ上げ開始(4月8日 15:03更新 NHKニュース)
国と東京電力は、福島第一原子力発電所の汚染水対策の柱に位置づけている「地下水バイパス」について、地元や関係者の理解が得られたとして、9日にも地下水のくみ上げを始める方針を決め、地下水は、来月にも海に放出される見通しとなりました。
「地下水バイパス」は、福島第一原発で増え続ける汚染水の対策の柱の1つに位置づけられ、国と東京電力は、汚染水の発生量を減らすために、原発の山側で汚染前の地下水をくみ上げてから海に放出する計画です。
国と東京電力は、地元や全国の漁業者の団体、それに地元自治体などに行った説明で、実施への理解を得られたとして、9日にも地下水のくみ上げを始める方針を決めました。
地下水バイパスの実施にあたって、漁業者側は、海に放出する際の基準を厳格に守ることや、水質検査や放出に東京電力以外の第三者が関わることなどを強く要望しています。
東京電力は、放出する前の水質の詳しい分析には1か月近くかかるとしていて、くみ上げた地下水は水質に問題がなければ、来月にも海に放出される見通しです。
福島県漁連は「まずはくみ上げた地下水の水質をしっかりと分析し放出できるかどうかを判断してほしい」と話しています。』
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