騙されてはいけない1017―今起こっている福島原発事故・「敷地内における線量低減の実施！？」

東電のＨＰにある「中長期ロードマップの進捗状況」の「廃炉・汚染水対策チーム会合 第5回事務局会議（2014年4月24日）」、「【資料４】個別の計画毎の進捗状況」における「福島第一原子力発電所敷地内の線量低減の概要について」と「福島第一構内サーベイマップ（平成26年4月4～8日測定分）」からです。

東電は「福島第一原子力発電所敷地内における線量低減の実施」を計画、「福島第一原子力発電所の敷地内全体に広がっているフォールアウト汚染やプラントからの直接線等の影響を実測により把握した上で、伐採、表土除去、天地返し、遮へい等による線量低減を進め、福島第一原子力発電所の作業環境を改善し、長期に亘る事故炉の安全収束・廃炉を進めていくための基盤を整備する」としています。

注）フォールアウト汚染：事故後、降ってきた放射能による汚染

 

 

ただ、「構内サーベイマップ」と比較して、よく見ると「線量低減の実施」は敷地内全体ではないのです。

北側の線量低減化を実施しない場所に、多分、ガレキ等の廃棄物保管テント内か近傍と思われますが、500μSv/ｈと高線量のところがあります。