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2014年5月19日 (月)

騙されてはいけない1024―今起こっている福島原発事故・連鎖的悪循環の始まり、移送配管の放射線量!?

東電のHPに公表している「福島第一原子力発電所サーベイマップ」の「建屋周辺サーベイマップ(514日現在)」からです。

東電は敷地内の被爆線量の低減化を図り、作業員の作業環境を改善するため、グリ石を積んだり、地表をアスファルトや鉛入りのゴムシートで覆うようにしているはずです。

514日現在の「建屋周辺サーベイマップ」では、プロセス主建屋周辺の線量が測られています。(黒枠に黄色のもの)ほとんどのものが0.1mSv/h未満で問題ないと思ったのですが、よく見ると、移送配管の表面線量が80mSv/h、雰囲気線量が10 mSv/hと非常に高い値となっています。

他の場所の移送配管放射線量も同じように高く、作業環境を悪くしている原因の1つのようです。汚染水問題は、滞留する汚染水の量だけが問題でなく、敷地内の作業環境を劣化させる原因です。

つまり、汚染水の量が増大するとそれ自体の放射能量が増えるのも問題ですが、それを移送・管理する配管が増えて、作業環境を悪くするのです。すると、汚染水漏れの対策やメンテが疎かになり、ますます汚染水の量が増大します。

いわば負のスパイラル=連鎖的悪循環(あり地獄状態:もがくと余計に状況が悪くなる)に落ち込むという状況は、昨日言った多核種除去設備も同じで、もう始まっているのです。

半端でいい加減な(急場しのぎで作った)システム・設備が巨大化してしまうと、そのような問題が噴出するもので、言い出すと怖いのです。

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