騙されてはいけない1032―今起こっている福島原発事故・「1号機S/C(圧力抑制室)上部調査結果」
東電の5月27日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所1号機S/C(圧力抑制室)上部調査結果について」とネットのNHKニュースからです。
NHKニュースは、「1号機配管から新たな水漏れ見つかる」と報道しているので、妙な期待? というか、ジャージャー漏れて、流れ出ているところを想像したのです。
写真では「濡れて、黒くなっているだけ!?・・」に見え、「こんな程度?・・」と言う感じに思えるものです。なにしろ、東電の報告では現在の1号機の注水は、炉心スプレイ系が約1.9㎥/h、給水系が約2.5㎥/h、合計4.1㎥/h、1日では約50㎥/dで、それだけ流れ出ているのです。
写真・動画集のより
伸縮継手(1)(PCV側)・伸縮継手(2)(PCV側)
伸縮継手(3)(反PCV側)・伸縮継手(4)(反PCV側)
真空破壊弁・トーラスハッチ
AC系・キャットウォーク
なお、東電の写真・動画集の「福島第一原子力発電所1号機S/C(圧力抑制室)上部調査結果」では真空破壊弁・トーラスハッチ・AC系・SHC系の写真があるのですが、報告レポートには載っていません。
写真の“SHC系”は最初開くことを拒否して、コピー不可でした。後から試みてOKですが、よく見ると、ここの方が漏れが酷く? 見える気がします。
注)SHC系:原子炉停止時冷却系のこと、AC系:不活性ガス系(格納容器に窒素を充填する系統)のこと?
『1号機 配管から新たな水漏れ見つかる(5月27日 23時06分 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所1号機の格納容器の損傷を調べる調査で、格納容器につながる配管から新たな水漏れが見つかりました。
この場所は、去年11月にロボットの調査で汚染水の流れが見つかった場所の真上に当たり、東京電力は、この配管の損傷部分が汚染水の漏えい場所とみて止める方法などを検討するとしています。
新たな水漏れが見つかったのは、福島第一原発1号機の事故で溶け落ちた核燃料が入っている格納容器につながる配管で、ロボットに搭載されたカメラが捉えた画像では茶色く見える配管に水の漏えい場所が黒く写っています。
この配管は去年11月の調査で汚染水の流れが見つかった、圧力抑制室と呼ばれる格納容器の下部にあるドーナツ状の部分の真上にあります。
このため東京電力は、この配管の損傷部分から漏れた水が格納容器の下部に流れ落ちているものとみて、さらに調査を進め、止める方法などを検討するとしています。
汚染水の格納容器からの漏えい場所は3号機でも見つかっていて、2号機では今後、格納容器下部にある圧力抑制室を中心に調査が行われます。』
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