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2014年5月31日 (土)

騙されてはいけない1036―今起こっている福島原発事故・「凍土遮水壁の着工」

東電の530日の記者会見配布資料「凍土遮水壁の着工について」とネットのNHKニュースからです。

6月2日からの「凍土遮水壁工事の開始」について、東電は「凍土遮水壁について、埋設配管貫通部を除く凍結管設置工事のうちボーリング工のケーシング(外管)設置および凍結管の建込みの実施、ならびに凍結プラント設置工事の開始について、ご了解をいただいたことから、6月2日より工事を開始する予定」としています。

NHKニュースによると、「ご了解をいただいた・・」というのは、原子力規制委員会の専門家会議のことのようです。

工事の手順として、北側(1BLK、2BLK、3BLK,4BLK)と南側(8BLK,9BLK)の凍土壁工事を先に、山側と海側を後にするようです。

「凍土遮水壁ラインは暫定であり、現場状況により変更の可能性がある」や「凍結管本数は暫定の本数であり、現場状況により変更の可能性がある」としているのは地下埋設物など、思わぬ障害物があったときののことだと思いますが、工事途中で「“この区間”は止め・・」もあるかも知れません。

冷凍設備(冷凍機30台)とその電気設備をはじめ1.5kmにわたるプライン(冷媒)配管など、大掛かりな凍結プラントです。工事そのものも大変ですが、まだ余震もあり、なくとも不具合や漏れを心配しなければなりません。監視やメンテナンスなど煩わしい仕事が増え、人手は足りるのか? という問題もあるのです。

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『東電の「凍土壁」建設 来月2日開始へ(530 1803分 NHKニュース

東京電力福島第一原子力発電所で汚染水対策の柱として計画されている、建屋の周りの地盤を凍らせる「凍土壁」の一部の建設工事に、東京電力は6月2日に着手することになりました。

福島第一原発で汚染水が増える原因となっている地下水の流入を防ぐため、国と東京電力は、1号機から4号機の周りの地盤を1.5キロにわたって凍らせる「凍土壁」を計画しています。

東京電力は、このうち山側の凍結管を埋めるための穴を掘る工事など、一部の建設工事の計画を原子力規制委員会に提出し、6月2日から始めることになりました。

「凍土壁」は、地下水が建屋に流れ込むのを遮断することによって汚染水の増加を抑えることが期待される一方で、汚染水がたまっているトンネルがある海側の工事や、凍土壁ができて地下水の流れが変わることで建屋にたまっている汚染水の流出を引き起こさないようにすることが課題になっています。

このため、海側の工事の進め方や建屋の汚染水の流出を防止する対策、それに監視態勢などを巡り、引き続き原子力規制委員会の専門家会合で検討されることになっています。

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