私の世界・面白い話のネタ―「世界最悪の飛行機、3つ!?」
ネットのBBCニュースから世界最悪の飛行機&失敗した航空機です。
BBCが帝国戦争博物館の資料から何機か紹介しているのですが、そのうちの性能云々などに問題のあった飛行機の失敗作とは別に、トンデモな? という特別変なもの上位を3つ選びました。この3つ以外を除くと、他は普通に見えます。
「クリスマス・ブレット」と言う飛行機は、「支えのない翼が鳥のように、はばたくことを意図?」して作られたのだそうです。アメリカの航空史上、最悪の航空機設計と考えられているものです。
クリスマス ブレット
1918年にアメリカ合衆国で試作された航空機である。2機が試作されたが、2機とも初飛行で破損しパイロットを事故死させた史上最悪の航空機とされる1つである。
設計者のウィリアム・クリスマスは夢想家で多くの航空関係の特許を取得したと称し、ドイツまで飛行できる航空機をつくり、ドイツ皇帝のヴィルヘルム2世の誘拐する計画する計画を持ちかけるなどした人物である。
クリスマス ブレットは一葉半の機体で、翼間支柱はなく、機体は合板製で従来の羽布張りの機体よりも抵抗を軽減したとされる。胴体の設計をビンセント・ブルネリが手伝った。リバティ 6エンジンを動力とした1号機は1919年1月の初飛行で主翼がとんで、墜落しパイロットは死亡した。エンジンをホール・スコットエンジンとした2号機も同じく初飛行で同じように空中分解した。アメリカ陸軍航空隊の評価を受けることなく、計画は中止された。(=ウィキペディア)
「BE9」のデザインは本当に異様です。 エンジンとプロペラが、射手とパイロットの間(射手がプロペラの前)にあります。初期の機関銃を積んだ航空機は、プロペラより後ろ(普通は、胴体の中ほどに銃塔を設ける)から弾を撃つので、時々、射手が戦闘に夢中になって、プロペラや翼を撃ってしまう事故があったのです。
メッサーシュミットMe-163(Komet)は、実戦に投入され始めたころ、連合軍は驚異的な上昇力と高速に驚愕したというロケット・ファイターでしたが、パイロットはウルトラマンのように3分間の燃焼が終わり次第、基地に戻って来て滑り込まなければならないという、厄介な戦闘機でした。
「航続距離が極端に短い」ので、近寄らなければいいのです。
Me163
その愛称である「コメート(彗星)」にふさわしい上昇力と高速性を持っていた。Me 163が実戦に投入され始めたころ、連合軍は驚異的な上昇力と高速に驚愕したが、じきに航続距離が極端に短い事に気づき、Me 163が配備されていた2つの飛行場を避けて通るようになった。こうしてMe 163は会敵することも出来なくなったのである。飛行場を移そうにも、Me 163は高温の燃焼ガスを噴出するため滑走路はその対策を施したものでなければならず、燃料と酸化剤も特別の保管施設が必要なため移動は困難であった。また、その燃料と酸化剤は爆発性と腐食性が極めて強く、搭乗員や整備員は非戦闘時も生命の危険にさらされていた(パイロットが不時着そのものでは無傷だったが、燃料漏れが発生して、強酸さながらの腐食性を持つ推進剤(高濃度の過酸化水素とヒドラジン)を浴びて全身に重傷を負った例もある)。
ロケットエンジンの信頼性も低く爆発や故障による不時着や墜落が続発した。空中戦の際には急角度上昇から水平飛行に移る際の機動に非常に気を使わないと配管内の燃料に懸かる加速度の影響で燃料の供給が途絶してロケットエンジンが失火することがあり、また接敵できても敵機との相対速度差があまりにも大きいため射撃のタイミングを捉えるのが難しいと言う欠点があった。更に、エンジンの燃焼時間が短いため一度攻撃が失敗すると再攻撃は困難で、燃料を使い切った後のMe 163は単なる鈍重なグライダーに過ぎないため、ダイブで振り切れる高高度滑空中はともかく、一旦着陸態勢に入ると敵戦闘機の好餌となった。
機体下部には着脱式の主輪が装着され、これは重量と空気抵抗を軽減させるため離陸後に投下され、着陸時には収納されていた橇(そり)で滑走しつつ着陸する方式となっていたが、この橇は細く絞った機体下部に収納する都合上幅が狭いために接地時の安定性が低く、着陸時にバランスを崩して滑走路に激突する事故が多かった。さらに着陸後は自力で移動・避退できないため、対地攻撃の絶好の標的とされた。
結局の所、「レシプロ機を遙かに凌ぐ高速性」というメリットをデメリットが遙かに上回ったため、その先進性は評価されるものの、実用兵器としてはほとんど役に立たなかったという評価が定着している。(=ウィキペディア)
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