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2014年6月14日 (土)

騙されてはいけない1048―今起こっている福島原発事故・「地下水バイパス揚水井の汲み上げ、一時貯留タンクに対する評価」、薄めればOKの変!?

東電の6月13日の記者会見配布資料と12日の「地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について」からです。

東電は「地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価」なるものを説明しているのですが、設定された基準の1500Bq/Lを超えれば、「対象井戸(今回はNo.12)の汲み上げは即、止め!」と考えていたので、何か訝しい感じで、意味が不明です。

 今日の「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)」に以下のような東電の報告がありました。

 「基準以上でも、“No.12の汲み上げは止めない”で混ぜて基準以下なのでOK」ということです。いくら高い濃度でも混ぜて薄めればOKになり、将来のトリチウムの扱いが心配です。

01 

<東電の報告>

【地下水バイパス揚水井の状況】

・地下水バイパス揚水井No.1~12 のサンプリングを継続実施中。

<最新のサンプリング実績>

・前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

・地下水バイパス揚水井No.12 については、各揚水井の定例モニタリング(5/26 採取)において1,700Bq/L のトリチウムが検出されたことから、5/27 より一旦くみ上げを停止し、状況を確認。第三者機関によるモニタリングの結果も含め、その後3回*1モニタリングを実施した。当該揚水井については運用目標値を超えているが、このモニタリング結果をもとに一時貯留タンク側の評価*2を行った結果、運用目標以上とならないことが確認できたことから、6/12 19:20 より当該揚水井のくみ上げを再開。再開後の現場に異常がないことを確認。当該揚水井のトリチウム濃度が運用目標値を超えているため、傾向の監視強化を継続し一時貯留タンクへの影響がないことを確認していく。

*1: 5/29 採取:1,700Bq/L(当社分析結果)、1,600Bq/L(第三者機関分析結果)

6/2 採取:1,500Bq/L(当社定例モニタリング)

6/5 採取:1,700Bq/L(当社分析結果)、1,600Bq/L(第三者機関分析結果)

*2: これまでの当社分析結果において、揚水井No.12 のトリチウム濃度が1週間で1,100Bq/L(5/22 採取)から1,700Bq/L(5/29 際取)と600Bq/L 上昇(最大上昇率)したことがあり、この実績を考慮し、今後、トリチウム濃度が600Bq/L 上昇して、1,700Bq/L(最大値)から2,300Bq/L になったと仮定しても、一時貯留タンク側でのトリチウム濃度が約230Bq/L となり、運用目標(1,500Bq/L)以上にはならないと評価。

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