騙されてはいけない1062―今起こっている福島原発事故・「タンクエリア堰内雨水の処理水散水と“空間線量率”！？」

東電の6月27日と28日の記者会見配布資料「雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果」からです。

東電はこのところの降雨の影響か？　立て続けに26日、27日（散水日）と「タンクエリア堰内雨水の処理水散水」を行って、以下のような測定結果報告を出しています。

その内容は、“空気中放射性物質濃度（粒子状）”と“空間線量率”を散水前と散水中にデータを採取、測定するものです。

少し気になったのは、26日の散水場所3の“空間線量率”が散水前、散水中とも0.05mSv/hで、かなり環境線量が高いと思われることです。

1日にすると1.2 mSv/d、年だと438 mSv/yで、低い線量の0.01mSv/hの散布地点でも1日にすると0.24 mSv/d、年だと87.6mSv/yです。

なお、どの場所も“空気中放射性物質濃度（粒子状）”はＮＤ（検出限界値未満）のようです。