騙されてはいけない1110―今起こっている福島原発事故・「タービン建屋地下階、溜まり水の核種分析結果」

東電の8月22日の記者会見配布資料「福島第一、タービン建屋地下階、溜まり水の核種分析結果」からです。

「タービン建屋地下階、溜まり水の核種分析結果」を見て、「以前はどの程度だったんやろ？・・」と2011年と2012年、2013年の8月のデータを探してみましたが、2011年の8月は見当たりません。まだ、「タービン建屋地下階、溜まり水の核種分析結果」の表は、見た範囲では公表していなかったようです。

　それと、全βの公表は2013年までしていません。以下2012（H24)～2014（H26）年をまとめ、セシウム以外はＮＤなので表を部分的に省いています。

 

この表で見ると、セシウム134・セシウム137とも数値的には毎年少しずつ放射能濃度を減少させています。年単位で見るセシウム137は半減期が約30年で減少と関係ないと思われますが、セシウム134は半減期が約2年なので放って置いても2年で半分になるのです。

「除去装置を通して循環冷却しているのに、大して減少出来ていない・・」と思ってしまう？　かもしれませんが、冷却水が核燃料デブリに触れ、お変わりを追加されている状況です。除去装置は結構頑張っているのです。

そして汚染水処理後には高濃度スライムが出ます、それを入れる高性能容器が仮保管庫にどんどん増えていくのです。