騙されてはいけない1112―今起こっている福島原発事故・「アウターライズ津波を超える津波を想定した建屋滞留水流出防止対策!?」
東電のHPにある「中長期ロードマップの進捗状況」の8月26日に行われた「廃炉・汚染水対策現地調整会議(第12回)」における「【資料2】現地調整会議で提示された課題への対応の検討状況」の「アウターライズ津波を超える津波を想定した建屋滞留水流出防止対策について」からです。
「対策の目的」は「アウターライズ津波を超える津波を想定」して「地下に汚染水が貯留する建屋について、津波襲来時の地下からの汚染水流出対策を実施」ということで、
・防水区画を設定し、区画上にある建屋開口部の閉鎖を行う。
・建屋開口部の閉鎖は、波圧に耐えられるように、コンクリート及び鋼材にて行う。
・コンクリート及び鋼材の隙間は、止水材(コーキング)を注入し津波の流入を低減する。
つまり、汚染水を地下室に貯留している1~4号機タービン建屋やプロセス主建屋、サイトバンカ建屋、高温焼却炉建屋などの建物の海水の流入する開口部、穴という穴を塞ぎ、隙間を止水材で埋め(コーキング)海水の流入を防ぎ、引いては汚染水の流出を止めるものです。
報告にある図と写真での「滞留水流出防止対策箇所」の説明は1号機タービン建屋と2号機タービン建屋、高温焼却炉建屋だけでした。
なお、写真のページは写真が小さく、事前・事後の状況がよく分からないので省きました。
「スケジュールと課題」を見ると、破線部分(計画が決らない?)が多くあり心もとない状況で、来年の2015年末までに終わりそうにありません。
何の状況か分かりませんが、状況によっては(アウターライズ津波を超える津波が起こりそうにないので?)、「防水工事は止め・・」か「もっと後で・・」という感じ? がします。
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