騙されてはいけない1113―今起こっている福島原発事故・「1号機のカバー解体作業!?」
東電のHPにある「福島第一・第二原子力発電所の状況」の「新着情報」に8月22日、『「福島第一原子力発電所1号機のカバー解体作業」のページを新設しました。解説動画をはじめ、解体作業の全体概要、解体手順、飛散抑制対策などをまとめて掲載しています。』とあります。
いよいよ、「1号機のカバー解体作業」を行うようですが、問題となるのは「放射性物質の飛散」ということで、その「建屋カバー解体時の飛散抑制対策」について、
(1)屋根パネル解体開始前に、屋根パネルに孔を開け、上から飛散防止剤を散布し、崩落がれきの上に付着している放射性物質の飛散を防ぎます。
(2)屋根パネルの解体にあわせ、飛散防止剤を散布します。
(3)屋根パネル解体開始前に、部材に飛散防止剤を散布し、屋根パネルに付着している放射性物質の飛散を防ぎます。
(4)壁パネル解体開始前に、壁パネルに孔を開け、側面から飛散防止剤を散布し、崩落がれきの下部に付着している放射性物質の飛散を防ぎます。
(5)壁パネルの解体にあわせ、側面から飛散防止剤を散布し、崩落がれきの下部に付着している放射性物質の飛散を防ぎます。また、崩落した屋根のすき間やコンクリートに孔を開け、上から飛散防止剤を散布します。
ということで、何しろやたらと飛散防止剤の散布? というか、「それだけなの・・?」というものです。
以下の内容は東電の説明図は小さくて分かりづらいので拡大しています。なお、拡大しても何のことか良く分からないのは、私の所為ではありません。
なお、東電は「空気中の放射性物質濃度の監視体制の強化」として、「オペフロ上のダストモニタや、原子炉建屋近傍のダストモニタにより、放射性物質濃度の監視体制を強化します。」としているのですが、「覆水盆に帰らず」というか“出たもの(放射能)”は戻しようがありません。
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