私の世界・知らない世界―旧ソ連(ロシア)の核開発!?
“sonicbomb.com”の写真集より、旧ソ連(ロシア)の最初の核爆発は1949年8月29日にセミパラチンスク核実験場で行なわれたRDS-1といわれるものです。
旧ソ連(ロシア)は少なくとも1949年から1990年にかけて主にセミパラチンスク核実験場とノヴァヤゼムリャで実験で715回の核実験を行い、ウィキによる主な実験は以下の通りです。
RDS-1:1949年8月29日にセミパラチンスク核実験場で行なわれた。 ソ連初の核実験。
RDS-6:1953年8月12日に行なわれた核実験。ソ連初の水爆実験とされたが、後には強化原爆の試験と考えられるようになった。
RDS-37:1955年11月22日実施。ソ連初の水爆実験。
ツァーリ・ボンバ:1961年10月30日実施。核出力50Mt。世界最大の核実験。
チャガン核実験:1965年1月15日。国家経済のための核爆発(平和的核爆発)の一環。巨大クレーターの生成。
世界最大の核実験ツァーリ・ボンバを行ったノヴァヤゼムリャ島は以前紹介しています。
ツァーリ・ボンバのノヴァヤゼムリャ(再掲)
公開されているとは思わなかったのですが、その時の写真です。
「国家経済のための核爆発(平和的核爆発?)の一環」といわれるチャガン核実験(セミパラチンスク核実験場の地下実験)の場所とその時の写真です。
セミパラチンスク核実験場
旧ソビエト連邦のかつての主要な核実験場である。カザフ共和国(現カザフスタン)の北東部、セメイの西方150kmの草原地帯にあり、面積は約18,000km²(四国の面積にほぼ等しい)。1949年から1989年の40年間に合計456回の核実験に使用された。施設は最初の核実験からちょうど42年目にあたる1991年8月29日に正式に閉鎖された。市民の被曝による影響はソ連政府によって隠蔽され、1991年の実験場の閉鎖間際まで明らかにされることはなかった。ソ連崩壊後はカザフスタンの所有となったため、世界の核実験場では唯一、他国による調査が可能となっている。
ノヴァヤゼムリャ
北極海に浮かぶ列島で、バレンツ海とカラ海を分け、ヨーロッパの最北東端に位置する。ロシア連邦領。アルハンゲリスク州に属する。
チャガン核実験
ソビエトで行われた一連の核実験のひとつである。本実験は1965年1月15日に行われた地下核実験であり、爆発の核出力は140キロトンであった。本実験は、1963年8月に調印されていた部分的核実験禁止条約(PTBT)に違反するものと思われたが、PTBTでは地下核実験については禁止条件に入っていなかったため、実験後の米国からの非難も当時のソビエトは無視した。(地下核実験を含めた核兵器の爆発実験が全面禁止とされたのは、1996年9月に採択された包括的核実験禁止条約(CTBT)からである。)本実験は、セミパラチンスク核実験場の外れにあったチャガン川の干上がった川底で行われたが、この理由は実験で出来るクレーターが川をせき止め、春の増水でそこに湖が出来る事を期待してであった。実験の結果として出来上がったクレーターは、直径が408m、深さが100mに達した。(=ウィキペディア)
話は別に:1945年8月9日は、長崎に原爆の日です。
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