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2014年9月13日 (土)

騙されてはいけない1127―今起こっている福島原発事故・「地下水観測孔、サンプリングと分析の変!?」

東電の9月12日の福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)と前々回に報告の「福島大市光湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)」からです。

東電は地下水観測孔№1-9と№2-5, 3-5について、「採水出来る地下水が少なく、何度も採水器で汲み上げる為、観測孔内の地下水が攪拌され、濁度が上昇し、高いセシウム濃度が検出される場合がある」ので、「セシウムのサンプリングは止めて、全βとトリチウムを監視対象とする」と変なことを言っています。

そのサンプリングの考え方からすると、これまでのものは全て、濁らないように(濁度を低くして)、「そっと、上澄みだけ・・」採水したもの? か、もしくは、もっと積極的にフィルターで放射能粒子を濾したり、時間を置いて沈殿したものを分析している可能性があります。

放射能が専門ではないので私的な考えですが、サンプリングのときは逆に観測孔を攪拌、「“濁ったまま”を分析してもらいたい!・・」と思うのです。

海洋汚染が問題になるのは、決して水に溶けた放射能だけではないはずで、細かい粒子状のものも地下水に乗って流出します。

これまでの「降雨による、海水の放射濃度が上昇」はその意味もあるので、「上澄みの放射能水溶濃度で済ます」というのは、まさに、“きれいごと”に思うのです。

<東電の報告>

01_3 

02_2 

話は別に:前々回に報告の「福島大市光湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)」で、言い忘れたのですがサンプリングしたのが512日、ずいぶん以前のストロンチウム90の値です。

それと512日の報告で、シルトフェンス変更図(910日?)を載せているので512日からと誤解を受ける文を書いています。(シルトフェンスの変更は910日(多分?)と訂正、お詫びします。)

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