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2014年9月24日 (水)

騙されてはいけない1134―今起こっている福島原発事故・「!~4号機取水口付近の放射能濃度の上昇!?」

東電の9月23日の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」と22日に行われた「廃炉・汚染水対策現地調整会議(第13回)」の「【資料1】汚染水に関わる現場進捗状況」、「発電所内のモニタリング状況等について」の「(1)港湾内・外および地下水の分析結果について」からです。

東電の23日に公表の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」では、22日に34号機取水口付近と14号機取水口内南側(遮水壁前)でセシウム134137の過去最高値を更新、4号機スクリーンで全βの過去最高値を更新しています。

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「発電所内のモニタリング状況等について」の「(1)港湾内・外および地下水の分析結果について」には、「海洋への影響について(1~4号機取水口付近)」など、それぞれ取水口付近の時系列的放射濃度の分析結果をグラフで示しています。

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見方によるとは思うのですが、“1~4号機取水口付近”のトリチウムや全β、セシウムともに、去年の10月頃まで高い値だったものが、冬期に一度おさまり、また遮水壁工事とともに上昇しているように見えます。

東電は「埋め立てによる遮水壁内側の海水量減少に伴い、遮水壁内の希釈効果が低下し、局所的に濃度が上昇したものと推測」と聞き方によっては、もの凄いことを言っています。

つまり、これまでは「海水が沢山あったので、高濃度の放射能汚染地下水が流出してきても海水で薄まったので・・、OK!?」というものです。

話の続き:以下は、「海水モニタリング地点図」ですが、黒丸で囲んだところが今サンプリングポイントとして生きているところです。遮水壁はまだ開いた状態(922日現在)で、4号機前のスクリーン(シルトフェンス)は623日に撤去されています。

それと、「まとめ」として14号機取水口北側(東波除堤北側)の濃度に上昇は見られず、外部への影響の増加はない」としていますが、薄める海水量が膨大なだけで、その割にはかなりの数値(増加がないだけ)です。

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