私の世界・知らない世界―イスラム国、勢力拡大の経緯！？（その２：指導者バグダディ師と「混沌の戦い」）

イスラム国（ＩＳ）の最高指導者といわれるアブバクル・バグダディ師を調べていてＣＮＮのニュースに『「イスラム国」指導者バグダディ師か　聖戦呼び掛けるビデオ』というのがあり、バグダディ師の映像がありました。

昨日の「6月のイラク第２の都市モスルの征服は世界に衝撃を与え・・」の後の7月、モスルのモスクの映像です。

ただ、「バグダディ師とされる人物・・」や「ビデオが本物かどうかは未確認・・」ということです。

 

そしてネットの“thinkprogress.org”というサイトに、「将来のシリアへ混沌の戦いの世界」：“THe Tangled Web In The Fight For Syrias Future”があり、紹介しておきます。

関係国は頂点のイスラム国から右回りにアサド政府、ヒズボラ、アメリカ、イラク、トルコ、アル＝ヌスラ戦線、イラン、サウジアラビア、カタール、slamic Front：「民族イスラム戦線」、アルカイダ、自由シリア軍となりますが、その他イギリスやフランスの西欧諸国、ロシアと中国、イスラエルも深い関係があります。

このまま信じてよいものかどうか？　ですが、参考にはなると思います。

   

笑ってしまうというか、・・もとい、笑うのは非礼ですが、「イスラム国」は何処とも喧嘩していて、独自の戦いのようで、外部からの資金と武器・兵力援助を受けていません。逆に自由シリア軍はアメリカやサウジ、カタール、トルコから資金と武器・兵力援助を受け、市民の味方（日本で聞くところ・・？）もあるはずです。（その割に、なぜか弱い？）もしかして、正義はイスラム国にあるのでは？　と思うような図式です。

シーア派つるみ？　というものか、イランとアサド、イラクのグループが浮いています。

それとアメリカの援助がトルコやサウジ、カタールを通じて「民族イスラム戦線」へ流れているのです。彼らは一応、テロ支援側なのです。

ヒズボラとslamic Front：「民族イスラム戦線」は以下に説明です。

ヒズボラ：1982年に結成されたレバノンのシーア派イスラム主義の武装組織

Islamic Front：「民族イスラム戦線」（NIF）National Islamic Front：「民族イスラム戦線」（NIF）は，「ムスリム同胞団」の流れをくむ武装組織である。同組織の軍事部門「スーダン人民防衛軍」は，5,000人から1万人の兵力を有するとされる。「セーフ・ヘイブン」や軍事訓練施設をテロ組織に提供しているとされる。1995年3月に主催した第3回アラブ・イスラム人民会議には，海外のテロ組織の参加があったとされる。（公安調査庁より）

『「イスラム国」指導者バグダディ師か　聖戦呼び掛けるビデオ

（2014.07.06 Sun posted at 09:37 JST）

バグダッド（ＣＮＮ）シリアとイラクにまたがる「イスラム国」の樹立を宣言したイスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国（ＩＳＩＳ）」の最高指導者、アブバクル・バグダディ師とみられる人物がイラク北部モスルのモスク（イスラム教礼拝所）で「聖戦」を説く場面のビデオが、同組織の関連ウェブサイトで公開された。

モスルは先月、ＩＳＩＳに制圧されていた。ビデオには、バグダディ師とされる人物がイスラム教で毎週金曜日に行われる集団礼拝で説教をする場面が映っている。モスク内の信者らに対して、イスラム国家樹立に協力し、先月末から始まったラマダン（断食月）期間中に聖戦を実行するよう呼び掛けている。

バグダディ師の映像はこれまでほとんど公開されていなかった。このビデオが本物かどうかは未確認で、イラク、米国の両政府が分析を進めている。

ＩＳＩＳは先月末、シリア北部アレッポからイラク中部ディヤラ州にかけての地域にイスラム国を建国すると宣言。バグダディ師が国家トップに任命されていた。

イスラム過激派系ウェブサイトによると、バグダディ師はバグダッドの大学でイスラム学の博士号を取得した。イラク北部サラヘディン州やディヤラ州で武装集団を設立した後、国際テロ組織アルカイダ系武装勢力に加わったとされる。２００９年まで４年間、米軍がイラク南部に設置していた収容所「キャンプ・ブッカ」に拘束されていた。』