私の世界・知らない世界―「アルカイダ、パキスタンのフリゲート艦占拠試みるも失敗・・!?」
ネットのウォール・ストリート・ジャーナルのニュースからです。
「アルカイダ武装勢力が今月6日にパキスタン海軍に所属するフリゲート艦のハイジャックを試みていたことを、パキスタン安全保障関係者がこのほど明らかにした・・」という話です。
「パキスタン最大の港、カラチ港」をマップで見たものです。
「各国軍の艦船の停泊・・」ということで、パキスタン海軍か各国のものか分かりませんが、停泊しているところが見えます。
注)フリゲート艦「PNSズルフィカル」が“ここ”というのではありません。
“ウォール・ストリート”はフリゲート艦「PNSズルフィカル」の写真を載せていますが、“写真奥”かつ逆光なので余りよく分かりません。
アルカイダが収奪しようとしたフリゲート艦「PNSズルフィカル」(写真奥、11年6月)REUTERS
それでウィキから、ズルフィカル級フリゲート艦の写真ですが、中国製の最新鋭艦です。
「攻撃の一部はアルカイダに隠密にリクルートされていたパキスタン海軍兵士・・」は、何かまた「厭な感じ・・」というか、内部犯行? 含みです。
十分な諜報活動の果て(海軍の公式地図や施設の詳細を所持や保安部制服を用意)に行われた“裏切り行為”の割りに、ロシアのカラシニコフ(AK47)を持っていて見つかるのも、何か変? というか、相当トンマな、若者たち(テロにリクルートされた新米?)です。
なお、パキスタン海上保安部はAK47(ロシアのカラシニコフ)でないとすると、アメリカ製のM16自動小銃かも? ということで参考です。
テロを行うゲリラに限らずパキスタン軍や世界の兵士が普通にAK47、またはそれに弾が合う銃を所持します。敵の弾を利用出来るからです。
ただ、フリゲート艦の砲手が警戒砲(威嚇射撃)を撃つほど遠く(少なくとも100m?)で、識別可能かどうかは疑問です。よほど目が良いか、双眼鏡で確認したのかも知れませんが?
話の続き:「2000年10月にイエメンのアデン港で起きた米海軍のミサイル駆逐艦「USSコール」に対して起きた襲撃」というのは、ウィキによると、
『2000年10月12日、コールはイエメンのアデン港で自爆テロ犯の攻撃を受け大破した(米艦コール襲撃事件)。犯人はボートを使ってコールの舷側で自爆し、17名の水兵が死亡し39名が負傷した。アメリカ政府はコールに対する攻撃犯および支援者の逮捕または有罪判決に結びつく情報に対して500万ドルの懸賞金をかけた。2002年11月4日、コール襲撃計画の主犯と見なされたアブ・アリ・アルハリチはCIAのRQ-1 プレデター無人航空機から発射されたAGM-114ヘルファイア・ミサイルによって死亡した。』
というものです。
コール (ミサイル駆逐艦)
コールはミサイル駆逐艦ですからズルフィカル級フリゲート艦(120mくらい)より大きいもの(150mはある)ですが、壊れると運んでもらえます。
『アルカイダ、パキスタンのフリゲート艦占拠試みるも失敗
(2014 年 9 月 17 日 17:15 JST)
【カラチ(パキスタン)】アルカイダ武装勢力が今月6日にパキスタン海軍に所属するフリゲート艦のハイジャックを試みていたことを、パキスタン安全保障関係者がこのほど明らかにした。
武装勢力はインド洋北西部を反テロ警戒で巡視中の米海軍の軍艦を襲撃するためにフリゲート艦を手に入れようとしていたが、銃撃戦と自爆などの後に制圧されたという。関係者によると、攻撃の一部はアルカイダに隠密にリクルートされていたパキスタン海軍兵士らにより実行された。この戦闘では10人の兵士と1人の下士官が死亡したが、核兵器を持つパキスタン軍にテロリストが浸透する懸念を呼び起こした。
パキスタンのアシフ国防相は、国会の議論の中で「(軍)内部の協力がなければ、これらの輩がセキュリティチェックを越えて侵入することは不可能だった」と述べた。
当局者らによると、今回のパキスタン軍への攻撃は、アルカイダが新たに地域単位で組織した「インド亜大陸のアルカイダ」による初めての本格的な軍事行動になる。西側の安全保障関係者は、攻撃のタイミングはこの地域組織の発足か、2001年の9.11同時多発テロの13年目に合わせて設定された可能性があるとしている。
このフリゲート艦「PNSズルフィカル」のハイジャック失敗は当初メディアに伏せられており、その詳細は最近ようやく明らかにされつつある。
パキスタン海軍はインド洋で、テロや海賊行為、麻薬取引の防止のために米海軍や他国の海軍と緊密に協力している。この協力にはパキスタン最大の港であるカラチ港への各国軍の艦船の停泊などが含まれる。
ある西側当局者は「パキスタン海軍と協力していくには、まず彼らを信じられなければならない。今回の攻撃は多くの疑問を抱かせるものだ」と述べた。
今回のハイジャック未遂事件は、00年10月にイエメンのアデン港で起きた米海軍のミサイル駆逐艦「USSコール」に対して起きた襲撃を思い起こさせた。「USSコール」襲撃では17人の米兵が死亡した。
アシフ国防相は「パキスタン海軍は今回の襲撃を勇敢に撃退した。わが軍施設への打撃は何もなかった」と述べた。
ある米軍関係者は、アルカイダがパキスタン軍内で志望者を集めていることは知られていなかったわけではないとして上で、ただ「こうした例はまれだろう」と語った。とはいえ、最近パキスタン軍の現役及び退役兵士の協力を得て、軍の施設や関係者個人に数度にわたる攻撃が行われている。
あるパキスタン安全保障担当官は、PNSズルフィカルの乗っ取り失敗では「(アルカイダに内通していた)裏切り者らが制服に身を包み、身分証明カードを首から下げて甲板を闊歩していた」と話した。
パキスタン政府関係者によると、PNS艦は襲撃に遭った当日に、テロ対策を主眼とし、米国も参加する多国籍海上軍連合「第150合同任務部隊」に合流する予定だった。パキスタンはこの部隊の指令を8月15日に英海軍から引き継いでいた。
アルカイダ武装勢力の襲撃は、主にPNS艦の砲手が注意を払っていたことで未遂に終わった。パキスタン政府関係者は、最近パキスタン海軍施設への攻撃を計画していたウズベキスタンの武装勢力が諜報活動により逮捕されたことで警戒を強めていたことが背景にあるとの見方を示した。
また、この襲撃の4日前にはアフガニスタン国境のワジリスタンで逮捕された武装勢力がパキスタン海軍の公式地図や施設の詳細を所持していた。PNS艦に搭乗するはずだった兵士らは、海上保安部の制服を着てゴムボートで近づいていた。
パキスタン政府関係者は、「テロリストらのボートが近くにより過ぎている上、保安部の通常の武器ではないロシア製のAK47を所持しているようだったことから砲手は感づいた」と話した。砲手がその後警戒砲を打ったことから戦闘となった。』
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