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2014年10月16日 (木)

騙されてはいけない1151―今起こっている福島原発事故・「1号機建屋カバー解体、今年度末から実施予定!?」

東電の1015日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所1号機 建屋カバー解体に向けた飛散防止剤散布と調査の事前実施について」からです。

一昨日、“建屋カバー解体について”は東電のHPの「福島第一原子力発電所 1号機の現状(20131217日更新)」からと言いましたが、日付がもう1年近く前のもので、工事がなかなか始まらないようです。

(再掲)

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911日には「福島第一原子力発電所1号機建屋カバー解体に伴う放射性物質濃度の監視体制について」で、解体工事の放射性物質濃度の監視体制を報告するついでに、「屋根パネル取り外し順序」まで説明して、1ヶ月以上経つのに、まだ解体工事が始まっていなかったのです。

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東電は「今年度末から実施予定の建屋カバー解体工事を着実に進めるため,以下の手順で飛散防止剤の散布と調査を建屋カバー解体工事前に実施します」ということで、“今年度末から実施予定”だそうです。

1022日に建屋カバーの屋根パネルに孔をあけ,飛散防止剤を散布する作業に着手します。1枚目の屋根パネルの取り外しは1030日頃に行う予定です。

・屋根パネルを2枚取り外した後,一定期間ダストの状況を傾向監視した後、オペレーティングフロアのガレキ状況調査やダスト濃度調査等を行います。取り外した屋根パネルは、12月初旬までに一旦,屋根に戻します。

・その後、建屋カバー解体工事の作業エリアにおいて,12月初旬から今年度末まで『凍土遮水壁工事』を行います。

・凍土遮水壁工事期間中は,調査結果に基づき建屋カバー解体時の飛散抑制対策の有効性を確認するとともに,散水設備やガレキ撤去方法等,ガレキ撤去計画の策定を進め,『凍土遮水壁工事』終了後,建屋カバー解体工事に着手する予定です。

とかなり慎重なのは、高線量環境の中の工事で放射能物質の飛散が大きな問題となることが伺われるもので、『凍土遮水壁工事』を優先するために遅らせるようですが、「凍土遮水壁工事期間中は,調査結果に基づき建屋カバー解体時の飛散抑制対策の有効性を確認するとともに,散水設備やガレキ撤去方法等,ガレキ撤去計画の策定を進め・・」とこのままでは、“建屋カバー解体時の飛散抑制対策の有効性”に自信がないようにも聞こえるものです。

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