騙されてはいけない1162―今起こっている福島原発事故・「もう、多核種除去システムの稼動停止!?」
東電の10月30日の「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)」と23日のネットのNHKニュースの「ALPS、初の全系統同時稼働」からです。
「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)」の中に、淡水化装置の制御盤の改造及びプログラム変更のため、一斉に淡水化装置、第二セシウム吸着装置、そして高性能多核種除去設備を設備停止、多核種除去設備の全3系統と増設多核種除去設備の2系統(B系統は既に停止中)を循環待機運転にするということと、3号機冷却用にしている復水貯蔵タンクの供給にも影響すると言うものです。
NHKニュースの「ALPS、初の全系統同時稼働」から1週間! です。
何故、「淡水化装置の制御盤」が他の設備システムの稼動に関連するのか不明です。そのような、他の設備システムに依存する、独立的でないシステム・設備は長期稼動に不安があります。当然ですが、何処かに不具合が出ると連鎖的にダウンということになりかねない? と、心配します
『ALPS、初の全系統同時稼働(10月23日22時20分 NHKニュース)
東京電力は、トラブルの影響で一部の運転を停止していた福島第一原子力発電所の汚染水処理設備「ALPS」の対策が終わったとして23日、運転を再開させました。
これによって、3つある「ALPS」のすべての系統で初めて同時に処理が行われる形となりました。
福島第一原発の汚染水処理設備「ALPS」は先月、3つある処理ラインのうちの「B系」と呼ばれるラインで処理したはずの水が濁るトラブルが起き、東京電力は運転を停止して原因を調べていました。
その結果、一定の間隔で強い水圧がかかっていたためにフィルターの部品が変形したとみられることが分かり、東京電力は部品を交換したうえで23日夕方に「B系」の運転を再開しました。
強い水圧がかかる間隔を広げることで再発は防げるとしています。
福島第一原発では、およそ36万トンの汚染水を今年度中に処理するため、「ALPS」を増設するとともに、より高性能の「ALPS」も新たに設け、今月から試運転を始めています。
今回の運転再開で、初めて3つの「ALPS」のすべての系統で処理が行われることになり、東京電力は今後、稼働率を上げていけば1日2000トンの汚染水を処理できるとしています。
しかし目標を達成するには1日3000トンのペースで処理を続ける必要があり、「ALPS」以外の設備も含め、安定して運転を続けられるかが課題となっています。』
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