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2014年10月17日 (金)

私の世界・知らない世界―米政府、イラクの化学兵器の存在を隠ぺい!?

ネットのCNNは、「米紙ニューヨーク・タイムズは16日までに、イラクに駐留している米軍が化学兵器を発見し、一部の米兵がそれにより負傷していたにもかかわらず、米政府が情報を隠ぺいしていたと報じた」というニュースを報道しています。

アメリカは、イラクには大量破壊兵器計画があるに違いない! として戦争を始めたのです。ところが、「米軍が実際に見つけ、出てきた毒ガス類(化学兵器)を処理する兵士が被害に遭うのは、欧米との緊密な協力によって築き上げられ、ずっと昔に放棄された大量破壊兵器計画の遺物だった!」というものです。

昔を言えば、イラン・イラク戦争の末期、クルド人の多くが住むハラブジャの町が、イラン側に協力したとして、サッダーム・フセイン政権が化学兵器を使用し、住民の殺害を図った・・という、「ハラブジャ事件」と呼ばれる、謎の事件があります。

サダム・フセインの悪事【=クルド住民に化学兵器(毒ガス)使用】の例によく言われているものです。

ところが、「ハラブジャ事件」で使用された化学兵器が当時のイラクになかったり、ナチス・ドイツの亡霊(毒ガスのノウハウ)が出たり、本当はイランが爆撃でシアンガスを使った(フセインもそう言っている)とアメリカ側の人が報告書をだしたりと、訳が分からない魑魅魍魎の世界です。

以下は、「ハラブジャ事件」のあったイラン国境の直ぐ側のイラクのハラブジャの町とイラン側の近くの町をマップで見たものです。

イラクのハラブジャの町

01 

イラクとイランの国境近くの町

02 

自分を含めて、誰もそうですが、不利なことは黙り・隠す! 黙殺と隠蔽が最良の方法なのです。

そしてアメリカの報道官のように、「詳細は把握していませんので・・、追って調査させます!」と言えばいいのです。(昨日も、聞いた台詞です)

『米政府、イラクの化学兵器の存在を隠ぺいか 米紙報道

2014.10.16 Thu posted at 12:31 JST

(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズは16日までに、イラクに駐留している米軍が化学兵器を発見し、一部の米兵がそれにより負傷していたにもかかわらず、米政府が情報を隠ぺいしていたと報じた。

記事によれば2003年以降、マスタードガスや神経ガスとの接触により、米兵17人とイラク人警官7人が負傷。彼らは適切な治療を受けられなかったばかりか、化学兵器で負傷したことを口外しないよう命じられたという。

「2004~11年に、米軍や米軍による訓練を受けたイラク軍部隊は、フセイン政権時代から残る化学兵器に何度も遭遇し、少なくとも6回、負傷者が出た」と同紙は伝えている。

同紙によれば、米軍が発見した化学兵器の数は合わせて5000個ほどに上るという。

「米国は、イラクには大量破壊兵器計画があるに違いないとして戦争を始めた。だが米軍が徐々に見つけ、最終的に被害を受けたものは、欧米との緊密な協力によって築き上げられ、ずっと昔に放棄された大量破壊兵器計画の遺物だった」と同紙は伝えている。

国防総省のカービー報道官は、この報道に関連し、詳細は把握していないと述べる一方で、2000年代半ばから10年もしくは11年までの間に、化学兵器を浴びた米兵は約20人に上ることを認めた。

ニューヨーク・タイムズは政府が情報を隠ぺいしようとした理由について、事故を起こした化学兵器の設計・製造に欧米企業が関与している可能性があったことや、製造時期が1991年以前と古く、フセイン政権末期に大量破壊兵器計画があったとする米政府の説を裏付けるものではなかったからではないかとみている。

ハラブジャ事件

1988316日にイラク東部のハラブジャにて化学兵器が使われた事件。戦闘員ではなく、一般市民の抹殺を図ったとされる。

イラン・イラク戦争の末期、クルド人が多数を占めるハラブジャ住民が、イラン側に協力したとして、サッダーム・フセイン政権が化学兵器を使用し、住民の殺害を図ったとされる。

使用された化学兵器は、マスタードガス、サリン、VXガスなど複数の種類が極めて大量に用いられたとされているが詳細は不明である。ただ、当時イラクはこれらの化学兵器をまだ所有・開発しておらず、ジャーナリストのケネス・ツィンマーマンによれば、ドイツ人顧問の指導の下で化学兵器工場で生産されたシアン化水素化合物(青酸ガス)を使用したとの見方が有力だという。このガスはナチス・ドイツがユダヤ人に対してガス室で使用した物と酷似しているという。

米中央情報局(CIA)分析官の経歴を持つペレティエ米陸軍大教授(当時)らは1990年の報告書で「イラン・イラク両軍が化学兵器を使った。現実にクルド人を殺したのはイラン軍の爆撃である可能性が高い」と指摘した。彼によると、死者はシアン(青酸)ガス中毒の兆候を示していたが、シアンガスを使っていたのは、イラン軍だったという。

死者5,000人、負傷者10,000人との推定もあるが、詳細は不明である。ただし、多数の負傷者の存在は、イラン・イラク戦争停戦後に外国人ジャーナリストや医師により確認されており、多数の住民が巻き込まれたことは確実とされている。

各国の反応

イラク政府からの正式発表はなく、難を逃れたクルド人が抵抗組織などを通じて世界にアピールし、化学兵器使用の実態が判明した。イラン・イラク戦争にて、スンナ派イスラーム諸国、欧米諸国などの多くがイラク側を支持していたことから、ほぼ黙殺される状況になった。

ヨーロッパの企業や研究機関が、イラク側に化学兵器の元となる原料を売り、それがクルド人に対して使用されたことが明らかになりつつあるとし、軍事目的に使用されることを知りながらイラクに売却した当時の関係者の責任を問う声があがり、旧政権のために化学兵器を調達したオランダ人ビジネスマンFrans Van Anraatが逮捕され、禁固刑を受けた。サッダーム政権は一貫して、「事件はイランの仕業」と関与を否定した。

批判

イラン・イラク戦争を優先させるためにアメリカや欧米諸国はこの事件を黙殺していると批判がある。このような自国が支援する側の犯罪を黙殺した例は過去にも存在している。例えば第二次世界大戦ではナチス・ドイツに対抗するために米英仏中は「敵の敵は味方」の理屈で連合国に加えたソビエト連邦の犯罪を黙認しレンドリース法によって武器を支援した事や、朝鮮戦争で北朝鮮・中国・ソ連に対抗するために韓国の保導連盟事件を黙殺していた事が前例である。(=ウィキペディア)

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