騙されてはいけない1169―今起こっている福島原発事故・「敷地境界付近並びに構内ダストモニタ！？」

東電の11月６日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所　敷地境界付近並びに構内ダストモニタの最小値と最大値」からです。

東電は珍しく（めったに公表しないという意）、「敷地境界付近並びに構内ダストモニタの最小値と最大値」を公表しているのですが、見ていて少し気になったのが、問題となっていた3号機南側の11月2日の放射性物質濃度が一桁高い値となっていて、東電は「機器異常と思われる値を記載（11月2日公表済み）」としていることです。

それと放射能の専門ではない素人なので変なこと言ってるのかもしれませんが、放射性物質濃度の単位がBq/cm3で、普通に人の被爆を心配する（ヒューマン・スケール）ならBq/m3（100万倍、100×100×100）にすべきではないかと思うのです。

それだと1号機原子炉建屋最上階（1番高い値）は、変な数の添え字の（4.4×10-5）が付かない44Bq/m3となります。

これらの放射性物質濃度は低い値ですが、発電所の「敷地境界付近連続ダストモニタ５ヶ所」の値と比較すると、「原子炉建屋近傍3ヶ所」や「全面マスク省略エリア５ヶ所」の値は一桁違いの高い値となっているのです。