騙されてはいけない1186―今起こっている福島原発事故・「3号機、線量下がらず追加除染と遮蔽!?」
東電のHPにある「中長期ロードマップの進捗状況」の2014年11月27日「廃炉・汚染水対策チーム会合(第12回事務局会議)」の「【資料3-5】使用済燃料プール対策」に報告されている「3号機オペレーティングフロア線量低減対策(除染及び遮蔽)の追加実施について」とネットの11月27日のNHKニュースからです。
3号機の廃炉に向けた建屋上部(=オペレーティングフロア)のガレキ撤去において線量が高過ぎなので「追加の除染作業と遮蔽を行う」ということです。
ガレキ撤去も目的は除染ですから、除染作業の為に除染作業をするということです。
高線量の場所を追加的に遮蔽体で覆うのですが、線量の目標の目安が1mSv/hで、追加対策をしても超えるところがあるようで、「最も高い所では除染が終わったあとも放射線量が1時間当たり60ミリシーベルトに上るほか、多くの場所で10ミリシーベルトを超える見通し」(NHK)だそうです。
『福島第一3号機 線量下がらず追加除染へ(11月28日4時05分 NHKニュース)
国と東京電力は、福島第一原子力発電所3号機の廃炉に向けた建屋上部の除染について、現在の取り組みでは放射線量が十分に下がらない見通しになったとして、追加の除染作業を行うことを決めました。
核燃料の取り出し作業への影響については今後、調べるとしています。
福島第一原発3号機では、廃炉に向けて使用済み燃料プールから核燃料を取り出すため、原子炉建屋の上部で放射性物質がこびりついた床の表面を削り取るなどの除染作業が行われています。
現在の計画では、人が作業することを前提に、放射線量を1時間当たり1ミリシーベルトまで下げることになっていますが、東京電力が効果を試算した結果、最も高い所では除染が終わったあとも放射線量が1時間当たり60ミリシーベルトに上るほか、多くの場所で10ミリシーベルトを超える見通しになりました。
このため国と東京電力は、放射線を遮る鉄の板を張ったり床をさらに削り取ったりするなど、追加の除染作業を行うことを決めました。追加の除染作業にどれくらいの時間がかかるかはまだ分からないため、来年度から予定している核燃料の取り出し作業への影響については今後、調べるとしています。使用済み燃料プールからの核燃料の取り出しを巡っては、1号機でこれまでの計画よりも2年遅れて平成31年度からにする方針を固めているほか、2号機でも2年後をめどに具体的な方法を検討することになっています。』
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