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2014年11月29日 (土)

騙されてはいけない1187―今起こっている福島原発事故・「地下水観測孔No.1-17はストロンチウム90が過去最高値を更新、99万Bq/L!?」

東電の1127日の記者会見配布資料「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」からです。

昨日は見逃していたのですが、「護岸地下水の詳細分析結果」において、102日の分析結果がでていて地下水観測孔No.114No.117において、ストロンチウム90(Sr-90:半減期約29)が過去最高値を更新しており、高い方の地下水観測孔No.11799Bq/Lというものです。

ただ、地下水観測孔No.1-6は過去最高値を更新してはいないのですが、もっと高く110Bq/Lです。

 それと気になるのは、全βの値と比較すると今回の地下水観測孔No.117の値はストロンチウム90の方が高くなっています。(Sr-9099Bq/Lと全β:96Bq/L

ストロンチウム90はβ核種なので、有り得ないことです。計測方法や分析誤差かも知れませんが、何か厭な感じがします。

Sr90 

ストロンチウム90

ストロンチウムの同位体の一種であり、その質量数が90のものを指す。天然ストロンチウムに存在する安定同位体(84Sr, 86Sr, 87Sr, 88Sr)より中性子過剰であるためβ不安定核となり、放射性同位体である。ウランやプルトニウムの核分裂生成物として数%程度生成し、高レベル放射性廃棄物やいわゆる死の灰中に多量に含まれる。

ストロンチウム90は中性子過剰であるためβ崩壊により90Y(イットリウム)を生成し、これはさらにβ崩壊して安定な90Zr(ジルコニウム)となる。純粋な90Srは初期には90Yを殆ど含まないが次第に増加し1ヶ月程度で放射平衡に達し、約3900分の190Yを定常的に含むようになる。

半減期は28.79年であり、1グラムのストロンチウム90の放射能強度は5.11×10**12ベクレルとなるが、続いて半減期の短い(64時間)娘核種の90Yの崩壊を伴うため最終的にはこの2倍となる。90Yのβ崩壊エネルギーは2279.783±1.619 keVと、90Sr545.908±1.406 keVよりもかなり高く、より透過性の高いβ線を放射し危険性も高い。その透過力は1cm厚さの水を通すほどであり、体内に取り込まれると充分に細胞を損傷し得る。

自然界には殆ど存在しないが、稀に起きる天然ウランの自発核分裂により痕跡量が存在する。現在環境中で検出されるストロンチウム90は殆どが過去における核実験による放射性降下物の残留物である。1950年代から1960年代にかけて盛んに核実験が行われたため、半減期の約2倍の期間が経過した2011年現在でも当時環境中に放出された90Srの約1/4が残存していることになる。ストロンチウムの単体は極めて反応活性な金属で、水とさえ激しく反応して水素を発生するため環境中において単体としては存在し得ず、常に水中や化合物中のイオン(Sr2+)として存在する。・・・(=ウィキペディア)

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