私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・「お出かけ、散歩？ はバスで通う・・のネコ、キャスパー！？」

ネットの“purr-n-fur.org.uk”の“Cats' Adventures & Travels”、“Public Transport — Buses”からネコ物語、「お出かけ、散歩？　はバスで通う・・のネコ、キャスパー！？」：“Casper the Commuting Cat”をいつものように適当に翻訳と選択・編集です。

（後はBBCの“Commuter cat is star of bus route”という動画からです）

http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/devon/8174850.stm

以前に紹介した“一人でバスに乗る”マキャヴィティより、もっと凄い英国種のキャスパーというネコが普通にバスに乗って通っているという話です。

イギリス南西部の海軍港で有名なプリマス市のキャスパーというネコ（12才のオス）は、“First UK Bus Company”で運用される、NO3のバスサービスの利用を約4年間も普通に定期的にしていました。

 

プリマス市のバーンズ・バートン地域、“St Budeaux”の側にキャスパーのお家があり、近くのバス停に午前半ばに出て、家に帰るまでの11マイル（17.5km）のルートをバス利用するのが彼の趣味？　でした。

プリマス（Plymouth）

イングランド南西部のデヴォン州にある港湾都市で、行政はシティかつ単一自治体 (Unitary Authority)である。17世紀、ピューリタン（清教徒）を含んだピルグリム・ファーザーズの一団、102名はこの港からメイフラワー号に乗船し、新大陸に向かった。その到着地点となった海岸部が、現在のアメリカ東部マサチューセッツ州の都市プリマスに当たる（彼らが出発地と同じ名を名づけたとよく言われるが、実際は同名の地に偶然到着したのである）。現在はイギリス国内有数の港湾都市、およびイギリス海軍の重要な軍港として知られている。

飼い主のスーザン（キャスパーを2002年から飼い、他にもっと年月を経たネコがいます）は、キャスパーが時々何処かに出かけ行方不明になり、彼がどこに行くのか全く分からなかったのです。

ある日、彼女がバスを利用しようとバス停に向ったとき、キャスパーは後を付いて来ました。そして、驚くことにバスの運転手はネコが、『お得意様の乗客です・・！』と彼女に告げたのです。

『私は、それを信じていることができませんでした』と、彼女は地元の新聞社のプリマス・ヘラルドに話しました。

彼女は、それでキャスパーが乗るときは、“運転手が彼の面倒を見ること”を頼めるかどうか、バス会社に手紙を書きました。キャスパーが家から遠い都心にまで運ばれ、帰れなくなることを心配したのです。

バス会社は、キャスパーのことを知るためのポスターをバスの車庫前に貼りました。

それで、ルート上のドライバーの多くは、旅行している猫を既によく知っていることが分かりました。そして、

『私たちは、彼が乗り降りするのを止めることは出来ません！・・』

『降りる為に停止を待っている一団の乗客がいるとき、スムーズな降車は最優先の事項で、ネコついて調べるために床を調べるのは無理です・・！』

という答えが、返って来ました。

ただ、運転手たちはキャスパーがいつも他の乗客の列に静かに加わり、空いている後部座席の上で丸くなるのが好きで、少しのトラブルも決して引き起こさないと言いました。

それで、バス会社は、キャスパーの乗車ついて全く安心したのです。 広報の人は、『英国では65才以上の人は、バスに乗って無料で旅行出来ます。ネコが猫年で100歳以上と思われるのはすばらしいことです。当然、彼は自由に旅行することができます』と言いました。

彼のバス利用は、全部で数千マイルを旅したと見積もられ、『バスのような大きい車が好きな・・ネコ』というのは、バス会社の宣伝にも貢献したそうです。

 

残念なことに悲劇的な結末が訪れ、2010年1月14日にキャスパーは人生を終えます。家の外の道で、ひき逃げに遭ったのです。

キャスパーは別名『ウィキに載るネコ：Casper』で、あまりに有名なので英語のウィキにも載っています。

また、BBCなどの動画にもキャスパーは紹介されていて、彼の場所を確認して降りている様子が見れます。