騙されてはいけない1190―今起こっている福島原発事故・「1号機の建屋カバー戻す・・!?」
東電の12月4日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋カバー解体工事 屋根パネル戻し完了について」とネットのNHKニュースからです。
1号機原子炉建屋カバー解体工事の屋根パネルを全面的に外した場合、放射性塵の拡散がどの程度あるのか、試験的に見るために2つ外して様子伺いをして、元に戻したものです。
「東京電力は、周辺の放射線量に有意な変化はなかったとしています」とNHKは報道していますが、そんな程度で有意な変化、影響が出たら大変です。
<東電の報告:福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)より>
なお、当初にクレーンが強風に煽られて予定外に動きパネルを破損したのですが、上から覆いを付けています。
話しは別に:東電は「2号機海水配管トレンチ止水・閉塞工事の2号機立坑における充填高さ」の速報を出しています。
“変”なのは、報告の数値がOPからの高さで、地面(グランド)からや、トレンチの底からの高さではないので、どの程度充填が進んでいるのか皆目検討が付きません。
『1号機の建屋カバー戻す「有意な変化なし」(12月4日13時12分 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所1号機で、建屋に散乱しているがれきの撤去作業に向けて、周囲への影響を調べるために試験的に取り外された建屋カバーの一部が、元に戻されました。
東京電力は、周辺の放射線量に有意な変化はなかったとしています。
福島第一原発1号機では、使用済み燃料プールから核燃料を取り出すため、建屋を覆うカバーを解体して大量のがれきを取り除く計画で、東京電力は、がれきに粉じんの飛散を防ぐ薬剤をまいたうえで、ことし10月末から屋根の一部を試験的に取り外し、放射性物質が飛散しないか確認していました。その結果、これまでのおよそ1か月間、周辺の放射線量などに有意な変化はなかったとしていて、4日、取り外した屋根の一部を再び取り付ける作業を行いました。
午前7時半ごろから、外されていた2枚の屋根パネルうちの1枚がクレーンでおよそ1時間かけて天井に取り付けられたあと、もう1枚のパネルも正午前に取り付けられ、建屋カバーは解体前の状態に戻されました。
東京電力は、がれきの状況などを分析したうえで来年3月にも本格的なカバーの解体工事を始めたいとしていて、再来年度の前半から、がれきの撤去を行う計画です。』
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