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2014年12月13日 (土)

私の世界・知らない世界―探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に接近!?

ネットのCNNのニュースからです。

まず、ウィキの「ニューホライズンズ」の本体写真と発射の写真と「ニューホライズンズ」の紹介HP:“pluto.jhuapl.edu”からのルート図です。

ルート図を見ると、殆ど一直線に冥王星に向っていることが分かります。

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その“pluto.jhuapl.edu”から、何か怪しげな感じの冥王星の写真とミッションの説明図です。

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ウィキの説明で「8GBのフラッシュメモリを搭載・・」などと聞くと、何か人事ならず、「お前も持ってるやん!・・」と親しみを覚えるパソコン親父です。

なお、「太陽から遠く太陽電池を使えないため、原子力電池を搭載している」ということで、半減期の長いプルトニウム238かストロンチウム90などを積んでいます。

注)原子力電池:半減期の長い放射性同位体が出す放射線のエネルギーを電気エネルギーに変える仕組みの電池。放射性元素の原子核崩壊の際に発生するエネルギーを利用して電力を発生させる。α崩壊を起こすプルトニウム238やポロニウム210などが用いられる。ストロンチウム90のように長い半減期をもつ同位体を用いることで寿命の長い電源が得られる。

以下は、CNNの写真集からですが、少し多いので説明をまとめているのはご容赦願います。

探査機「ニューホライズンズ」が冥王星に接近=NASA/JOHN HOPKINS UNIVERSTIY提供

ニューホライズンズは2006年1月19日に打ち上げられた=NASA/KSC提供

Photo 

ハッブル宇宙望遠鏡で捉えた冥王星(左)と衛星カロン=HUBBLE SPACE TELESCOPE/NASA/ESA提供

冥王星と5つの衛星。カロン以外は2000年以降に発見された=NASA/HUBBLE SPACE TELESCOPE提供

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冥王星とその近くで明るく輝くカロン=NASA/ESA提供

ニューホライズンズが06年に撮影した冥王星。距離は約42億キロもあった=NASA/JOHNS HOPKINS UNIVERSITY提供

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旅路の途中、木星の4大衛星を撮影。左からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト=NASA/JOHNS HOPKINS UNIVERSITY提供

木星と衛星イオを1枚の写真に捉えた=NASA/JOHNS HOPKINS UNIVERSITY提供

海王星の軌道を越えたのは14年8月。約39億キロかなたの海王星とその衛星トリトンを撮影=NASA/JOHNS HOPKINS UNIVERSITY提供

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『NASA探査機が冥王星に接近、冬眠から覚醒

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、冥王星に接近している探査機「ニューホライズンズ」が冬眠状態から目を覚ましたことを確認したと発表した。冥王星には2015年に到達し、衛星の探査も予定している。

ニューホライズンズは冥王星が準惑星に格下げされる前の2006年1月19日に打ち上げられた。約2億6000万キロを旅して15年7月14日に冥王星に到達予定。この間、部品の消耗を防ぐため18回に分けて計1873日間の冬眠状態に入り、今回が最後の冬眠だった。

NASAは米東部時間の6日夜、探査機を起動させるスイッチが入ったことを確認。今後数週間かけて探査機の状態をチェックして、コンピューター制御で誘導するテストを行う。

ニューホライズンズは高さ0.7メートル、全長2.1メートル、幅2.7メートル。打ち上げ時の重さは478キロ。カメラなどの機材を積んでおり、来年1月15日から冥王星の画像が届き始める見通し。5月中旬以降はハッブル宇宙望遠鏡よりも鮮明な姿が捉えられるという。冥王星の5つの衛星カロン、ニクス、ヒドラ、ケルベロス、ステュクスの画像も届く見通しだ。

ニュー・ホライズンズ (New Horizons)

アメリカ航空宇宙局 (NASA) 2006年に打ち上げた、人類初の冥王星を含む太陽系外縁天体の探査を行う無人探査機である。打ち上げ費用は、ロケット製造費、施設利用費、装置開発経費及びミッション全体の人件費を含み、約7億ドル(日本円で約800億円)である。ジョンズ・ホプキンス大学応用物理研究所 (APL) のミッションチームが管制を行っている。

本体の質量は465kg(推進剤77kg含む)。本体を軽量にして、生じた余裕は速度の向上に充てられた。発射後9時間で月軌道(地球から約38km)を通過し、13ヵ月後に木星をスイングバイした。月軌道および木星までの所要期間は史上最短である。

太陽から遠く太陽電池を使えないため、原子力電池を搭載している。また、冥王星軌道からの通信速度は僅か800bps弱となるため、64Gbit8GB)相当のフラッシュメモリを搭載し、冥王星探査で取得したデータはメモリに蓄積して、数ヶ月かけて地球へ送り届ける。ミッション用機器の他に、星条旗、公募した43万人の名前が記録されたCD-ROM、史上初の民間宇宙船スペースシップワンの機体の一部だったカーボンファイバーの破片、冥王星を発見したクライド・トンボーの遺灰が搭載された。遺灰の搭載については打上げ後に公表された。 2014年には、「New Horizons Message Initiative」が結成された。ニュー・ホライズンズは既に飛行中であるため、物理的な記録の搭載は無理であるが、人類からエイリアンへ向けたデジタル・メッセージを公募してニュー・ホライズンズに送信する計画。ニュー・ホライズンズは8GB相当のフラッシュメモリを搭載しているが、任務完了までは記憶容量に余裕がないため、今回のプロジェクトのメッセージ送信は、すべての任務が完了した後に送る計画。

<冥王星探査の詳細>

2015214日:冥王星探査開始。20154月後半:このころには、画像の画質が、ハッブル宇宙望遠鏡による最良のものと同等になる。20156月初旬:全ての観測機器が常時観測体制に入る。2015714日:1147分に冥王星をフライバイ(接近通過)し、冥王星と衛星カロンを撮影。最接近時の距離は13,695kmで、カロンの公転軌道の内側を通る。そのときの速度は14km/s20158月後半:接近後の探査終了。20164月後半:全てのデータを送信完了。(=ウィキペディア)

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