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2015年1月10日 (土)

騙されてはいけない1206―今起こっている福島原発事故・「タービン建屋東側の地下水観測孔、放射性物質濃度の組成の違い!?」

東電の1月9日の記者会見配布資料「タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について」からです。

東電は1月5日の「タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度」を公表していますが、その内容にについて以前から言っていたことで、地下水観測孔によってその汚染濃度の組成が大きく違うものがあります。

以下の図で示すピンクで囲んだNo.1-16No.1-17と赤で囲んだNo.1No.1-10で、前者は全βの方が断然高くなり後者はトリチウムが突出して高く、全βが極端に低くなっていて、前者が本来? の滞留汚染水、後者が処理済み汚染水の様相を呈しています。

地下水観測孔のNo.1-16No.1-17は5m、No.1No.1-1016mの深さで掘られ、5mまでは“埋め立て土”、それ以下は中粒砂岩層で地下水の流れる浸透層、その下部が泥質(16m以下)とされています。

No.1No.1-17はほんの数mも離れていないのにその汚染濃度の組成が異なるのは深さが違うからです。なお、ウェルポイントも深さ5mでNo.1-16No.1-17と同類です。

また、No.0-1などの北側の地下水観測孔は深さに関係なく全βよりトリチウム濃度の方が高くなっています。

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以前、台風襲来の豪雨の所為? で地下水観測孔の汚染が酷くなったときの東電の説明図があり、トレンチの側のNo.1-6付近にある“汚染土壌”からの流出が原因としています。

この埋め立て土壌内の“汚染土壌”がピンクで囲んだNo.1-16No.1-17の恒常的汚染源と思われますが、いったい何なんでしょう? 処理水の濾溢も問題なのですが・・。

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