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2015年1月21日 (水)

騙されてはいけない1212―今起こっている福島原発事故・「死亡事故で廃炉作業中止し点検へ!?」

東電の1月16日から20日の「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)」と20日の「福島第一原子力発電所雨水受けタンク天板部からの元請社員の転落による死亡について」及び、ネットのNHKニュースからです。

 昨日の「雨水受けタンク天板部からの元請社員の墜落について」の続報ですが、「事故に遭った作業員の方が亡くなった」ということ、そのために今日は構内作業を中止し、「安全点検を実施すること、災害の発生原因の詳細調査をするとともに再発防止に努める・・」としています。

 以下は昨日の「雨水受けタンク天板部からの元請社員の墜落について」に変更分を追加したものです。

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NHKは今回の転落事故と、「福島第二原発で、廃棄物を処理する建物で点検作業をしていた40代の作業員の男性が、点検用の機具に頭を挟まれた(20日午前9時半ごろ)事故」が重なり、「東京電力福島第一原子力発電所と第二原子力発電所で、作業員が死亡する事故が相次ぎ、第一原発では、21日廃炉作業を中止して、安全点検を実施」と報道しています。

そう言えば、16日の「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)」には13日と15日に作業員の人の「頭部打撲」や「グラインダーで手を負傷(手を骨折するほどの重傷)」という事故が続いていました。皮肉にも、15日は事故再発防止の「安全大会」の当日だったようです。

このような小さな事故は、必ずというほどもっと大きな事故に繋がるものです。言うのを憚るのですが、廃炉に向けてマスマス気を付けて行かないと、作業量や困難性が増大し、とどんどん事故は増えていきます。大事故が起こることを覚悟しなければならないかも知れません。つまり、まだ序章かも知れないということです。

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『死亡事故で廃炉作業中止し点検へ(1202042分 NHKニュース)

東京電力福島第一原子力発電所と第二原子力発電所で、作業員が死亡する事故が相次ぎ、第一原発では、21日廃炉作業を中止して、安全点検を実施することになりました。

背景について東京電力は、記者会見で、「作業量が多くなっていることも考えなければならない」と述べ、作業の進め方や安全対策に問題がないか検討する考えを示しました。

20日午前9時半ごろ、福島第二原発で、廃棄物を処理する建物で点検作業をしていた40代の作業員の男性が、点検用の機具に頭を挟まれ、ドクターヘリで病院に搬送されましたが、死亡しました。

福島第一原発でも、19日午前9時ごろ、雨水をためるタンクの点検をしていた50代の作業員の男性が、高さおよそ10メートルのタンクの天井から転落し、20日未明になって死亡しました。

さらに柏崎刈羽原発でも、19日、作業員が足場から3メートル余り下に転落して大けがをしました。

こうした事態を受けて東京電力は、3つの原発の所長とテレビ会議で結ぶ異例の記者会見を開き、姉川尚史原子力・立地本部長が陳謝しました。

現在、福島第一原発では、廃炉や汚染水対策などのため、去年の同じ時期のほぼ2倍に当たる1日およそ7000人の作業員が働いていますが、「作業量の急増が、事故が相次ぐ背景にあるのではないかと」問われたのに対し、姉川本部長は、「作業量が多くなっていることも考えなければならない」と述べ、作業の進め方や安全対策に問題がないか検討する考えを示しました。

福島第一原発では、21日、廃炉作業のほとんどを中止し、安全点検を実施することになり、第二原発でも安全の徹底が図られるまで、作業を中止するということです。

福島第一原発では、去年3月にも、崩れてきた土砂の下敷きになって作業員が死亡したほか、11月には、タンクの増設工事中に、鋼材が落下して3人が重軽傷を負うなど、作業事故が相次ぎ安全対策が課題になっています。

【東電社長「安全確保までほとんどの作業再開せず」】

福島第一原発と第二原発で死亡事故が相次いだことを受けて、東京電力の廣瀬直己社長は、安全が確保されるまではほとんどの作業を再開しない考えを示しました。

廣瀬社長は20日午後、経済産業省の高木副大臣を訪ね、「昨年から事故があり、いくつかの対策を取ってきたにもかかわらず、こうした事故が立て続けに起きたことは、痛恨の極みだ」と述べて陳謝しました。

これに対し高木副大臣は「これまでにも事故が起きていて、今月15日には安全大会をやりながら事故を起こしたことは誠に遺憾だ」と述べて再発防止を求めました。

会談のあと廣瀬社長は「特に福島第一原発では、大きなリスクを取り除くため進めている作業も多いが、原因の究明と対策を進めるため、あらかじめ工程ありきは許されず、作業員が安心してできるという現場の声がなければ、再開を決めることはできない」と話し、現場ごとに安全を確保し、それまでは期間を決めずに福島第一原発と第二原発のほとんどの作業を止める考えを示しました。

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