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2015年2月 2日 (月)

騙されてはいけない1217―今起こっている福島原発事故・「陸側遮水壁工事の進捗と巨大凍結プラント!?」

東電の1月30日に行われた「廃炉・汚染水対策現地調整会議(第17回)」の「【資料2】現地調整会議で提示された課題への対応の検討状況」にある「陸側遮水壁工事の進捗状況について」からです。

東電の言っていた“事故のあった原子炉”を「凍土壁」で取り囲む(地下水の流入と原子炉からの汚染水の流出を止めるための・・)工事で、まず陸側(山側の地下水の遮断)の工事の進捗についての報告です

東電の示す工事の進捗は“仮設工事”、“削孔”、“建込”、“配管”のプロセスに分かれ、どの程度工事が進んだのか分かりにくいのですが、「3.陸側遮水壁工事の進捗状況(凍結プラント進捗図)」にあるように陸側(山側)遮水壁工事の進捗率は、まだ19.1%です。それも凍土壁全体で見ると海側半分が手付かずの0%ですから全体では1割以下の進捗状況、 本当に、「凍土壁」は完成するのか心配になるような情況なのです。

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それとは別に「3.陸側遮水壁工事の進捗状況(凍結プラント進捗図)」と「4.陸側遮水壁工事の進捗状況(凍結プラント進捗状況)」を見ると“凍結プラント”の建設は95%と殆んど完成に近い進捗状況です。

敷設された凍土冷却材に移送用パイプラインや冷却設備敷設エリアが2施設で約80m×約75mを見ると、相当大規模な巨大凍結プラントであることが分かります。

福島第一原発の全体の設備は、ますます巨大化し複雑かつ面妖な、維持管理が困難になり、かつ災害時の脆弱性を孕む難しいシステムに変貌して行きます。そしてまだ廃炉は始まってもいないのです。

私的な見解ですが、小細工を弄した「凍土壁システム」は反対です。地下水や汚染水を遮断するなら恒久的なコンクリートの地下ダムにすべきだと思います。それだと維持管理や災害の心配がありません。

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