私の世界・面白い話のネタ―「ロシアの空港で働く火を吐くドラゴン、ゴルイニチ(Gorinich)!?」
ネットの“englishrussia.com”の「ロシアの空港で働くジェット・トラック」:“Russian Airport Trucks With Jet Engine”から適当に選択して翻訳・編修です。
ミグ15やミグ17に使用されたジェットエンジンで、中古のかなり古いエンジンですが、空港のトラックに搭載されたときに新しい役割を持ちました。多分、ソ連で最初のものの1つです。
. トラック上のジェットエンジンは氷と雪を吹き溶かし、飛ばして滑走路をきれいにします。ノズルからの吐き出される燃焼ガスの流れは途方もない勢いはどんな天候ででも氷や雪を溶かし、吹き飛ばすのです。
トラックに“横置き”もあります。
なお、若干の問題がある? というのは、同じ場所に少し長く居ると、余りに強力な噴射で滑走路自体のアスファルトやコンクリートまで、表面を溶かしてしまうことです。
もう1つの問題は、この獣を養うためには巨大なタンクに入った燃料、1.7トンを毎時消費することで、余りに高く付くので頻繁に使用出来ないのです。
「今日では滑走路を洗浄・除雪するのは、より『現代的な方法』があり・・」と言うことですが、普通の大型除雪車です
空港ではこのジェット・トラックを口から火を吐くロシア神話のドラゴン、「ゴルイニチ:Gorinich」と呼んでいるそうです。
Zmey Gorynych(ズメイ・ゴルイニチ)
ズメイ(Zmey)は東欧・中欧を代表するドラゴンである。地域によって性格は全く異なる。また西洋のドラゴン=悪と言う図式が一般には流通している模様だが、ズメイには守護竜としての性格の強いドラゴンも多い。なお、ズメイとは「蛇」や「竜」という意味である。姿は西欧のドラゴンとほぼ同一である。・・・
ロシア・ベラルーシ・ウクライナのズメイ伝承
ヴィクトル・ヴァスネツォフルーシ(ロシア、ベラルーシ、ウクライナ)では、ズメイ(ドラゴン)は悪の存在である。通常3つ首以上で表現され、火と毒を噴く。右の絵のように退治されるべき存在である。伝承の代表格は絵に登場するように「ドブルイニャ・ニキーイッチとズメイ・ゴルイニチの話」である。勇者ドブルイニャに殺されかけ、懇願して命を救ってもらったのにもかかわらず、逃げる途中に姫をさらうという卑怯者の竜である。それどころか一般人をさらって洞窟に閉じ込めているという悪竜の典型である。竜を退治してもロシアの大地は竜の血を吸うことは望まないため「汝、母なる大地よ、口を開けて竜の血を吸い込んでおくれ」といってようやく竜の血を吸い込んでくれたという場面まである。なお、ロシア伝承にも竜王が存在する。ロシア叙事詩「ブィリーナ」で登場する「トゥガーリン・ズメエヴィチ」は勇者アリョーシャに退治される悪役または怪物である。悪役の場合、ズメイは人名にも使われていることになる。
ただし、ヨーロッパ=ロシアのカザンではズメイではなく、ユラン(またはジラント)と呼ばれる。またチュヴァシ竜 (Chuvash dragon) 伝承もある。ロシアの竜伝承すべてが邪悪ではない。ただしズメイと呼ばれるものはスラブ系ロシア民族は一般的には邪悪とみなしている。ユランも今でこそ国民に愛されている竜であるが、ロシア人側伝承では悪のドラゴンであり退治されている。この部分こそが中欧とのズメイ伝承との大きな違いである。ロシア・ベラルーシ・ウクライナで竜を肯定的に見るのは主にテュルク系などの東方出身の民族である。なお、ヨーロッパ=ロシアでは竜は遊牧民族とくにタタールの象徴として恐れられる。・・・(=ウィキペディア)
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