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2015年3月15日 (日)

私の世界・知らない世界―「イスラム国との戦い:イラク政府軍はティクリート制圧に・・!?」

ネットの13日のBBCニュースから「イスラム国との戦い:イラク政府軍はティクリート制圧に向けて・・」:“Islamic State conflict: Iraqi forces 'push into Tikrit'”から適当に翻訳して選択・編修です。

イラク政府軍はいくつかのルートからティクリートに進み、「イスラム国(IS)兵士を都心から強制排除するもの・・」とイラク政府当局は発言・・という話しです。

イスラム国の制圧しているのはティクリートの中心部に限られ、周辺部の2つの空港や軍事基地、大学や軍の病院は政府軍やシーア派民兵のコントロール下にあり、イラク防衛大臣は「3~4日で制圧する・・」と発言しているのですが、そんなに簡単なものか? また、制圧が終わったとしても厳しい問題が残っています。

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政府軍隊は北部や東部、西郊外から、ティクリートの中心に迫る

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自爆テロ犯は、ティクリートの南端にいた政府軍近くで車を爆破

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イランに支援されたシーア派民兵は、ティクリートのイスラム国に攻撃を仕掛けます

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人権保護活動家は、政府にシーア派民兵によって一般人を復讐攻撃から保護するよう主張しました

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気になるのは、今回の部隊の中心がシーア派であり、ティクリートはスンニ派の住民の都市であることです。(フセインもスンニ派)

自爆テロは多分IEDを使ったもので、スンニ派・シーア派どちら側からも自爆テロを仕掛けた歴史があります。

IED(即席爆発装置)は、戦争の絶えないイラクではいくらでも手に入る不発弾や地雷を材料に簡単に誰でも少しの知識で作れるものです。

即席爆発装置IEDに使われる爆発物

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即席爆発装置(IEDImprovised Explosive Device

あり合せの爆発物と起爆装置から作られた、規格化されて製造されているものではない簡易手製爆弾の総称である。日本の防衛省では即製爆発装置あるいは即製爆弾と訳している。道路脇などに仕掛けられたIEDを一般に路肩爆弾、道路脇爆弾、路上爆弾(Roadside bomb)などと呼んでいる。基本的には正規の軍隊が使用する爆弾と異なり、材料は砲弾や地雷などの炸薬と筐体を流用して独自に作成する爆弾でもあることから「自家製爆弾(home made explosivesHME)」とも表現される。・・・

ティクリート

チグリス川沿い、バグダードの北西140kmの位置にあるイラクの都市。スンニー・トライアングルの一角をなす。人口約25万人。

2002年にサラーフッディーン県の県都になる。イラク元大統領サッダーム・フセインの出生地であることで有名[2]。フセイン政権時代には有力政治家や高級官僚・高級軍人の多くがティクリート出身者から抜擢され、市内には大統領宮殿やモスク等の施設も建設された。

ティクリートは、改革運動家からエジプトを守り、1187年にエルサレムを奪還したサラーフッディーン(サラディン)の出身地としても知られる。県名もサラーフッディーンの名からつけられた。フセインは、サラーフッディーンと自分をよく比較した。

2003年のイラク戦争で、アメリカ人の多くが、フセインはティクリートに戻り最後の拠点とすると考えた。米軍は空爆を行い、船舶と装甲車を使って2003413日にここを侵攻したが、抵抗はほとんどなかった。ティクリートが米軍の手に落ちたことにより、スタンリー・マクリスタル少将は、「大規模な戦闘が終わったと考えられる」と発言した。20031213日バグダート時間午後830(UTC+3)、サッダーム・フセインは、ティクリートの南15キロメートルにある町ダウルで、米国第4歩兵部隊によって捕らえられた。

20031129日、日本人外交官2名が射殺される。(詳細はイラク日本人外交官射殺事件の項目を参照のこと)

2014611日、過激派組織ISILの侵攻を受け、陥落、その支配下に入った。

2014715日、819日にイラク軍はティクリート奪還を目指し攻撃を行ったが、いずれも成功せず、撤退した。

201493日、アメリカ合衆国に基盤を持つ国際的な人権NGOであるヒューマン・ライツ・ウォッチは、ISIL20146月にティクリートを制圧した後に大量処刑を行い、犠牲者数は560770人で、ほぼ全員がイラク軍捕虜だったと発表した。

201532日、イラク政府軍がイスラム教シーア派の武装組織と共同で、ティクリートの奪還に向けた大規模な作戦を開始。ISIL20146月にスンニ派が多数を占めるサラーフッディーン県の大部分を支配下に置き、首都バグダッドに迫って以来、最大の軍事作戦となった。AFP通信は部隊の規模を約3万人と伝えている。この作戦には航空機も投入されているが、米国防総省のスティーブン・ウォーレン報道部長は32日の会見で、「この作戦で米軍は空爆支援を行っていない」と述べている。一方で隣国イランのイスラム革命防衛隊が無人機やロケット砲、迫撃砲などを投入しており、革命防衛隊の精鋭部隊であるゴドス軍のガーセム・ソレイマーニー司令官がサラーフッディーン県に入り、イラク軍や民兵などの作戦の調整に当たっているとイラクメディアが報じている。

2015311日、イラク政府軍がティクリート市内への侵攻開始。312日、イラク政府軍が街の75%まで制圧に成功したと報じられた。(=ウィキペディア)

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