騙されてはいけない1264―今起こっている福島原発事故・「K排水路からC排水路への移送ポンプの停止、仮堰を越流して外洋に流出!?」
東電の4月21日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所におけるK排水路からC排水路への移送ポンプの停止について」とネットのNHKニュースからです。
「問題となったK排水路の“汚染の雨水”(NHK)をC排水路への移送ポンプが停止、仮堰を越流して外洋に流出した」ということです。
仮堰内の雨水を8台のポンプ(全体で毎時2000㎥の排水能力)で吸水、移送しているものが停止したようです。
NHKによると「取り付けられたポンプがすべて停止・・」ということで、東電は“発電機の故障”としています。
東電の説明図では、平面図と断面図の仮堰の位置関係が分かり辛いので、別に拡大・加工して載せておきました。
ただ、「C排水路へ移送」といっても、港湾内に排水するもので、私的感想から言うと“イケイケ”で外洋と同じ、直ぐ出てこないかも知れませんが、単に時間の問題と思えるものです。
『福島第一原発 排水路のポンプ停止し汚染の雨水流出(4月21日15時01分 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所で汚染された雨水が排水路を通って海に流出していた問題で、対策として問題の排水路に取り付けられたポンプがすべて停止して、汚染された雨水が海に流れ出ているのが見つかり、東京電力で復旧を急いでいます。
福島第一原発では、ことし2月、2号機の原子炉建屋の屋上から放射性物質の濃度が比較的高い汚染された雨水が排水路を通じて原発の港湾の外の海に流れ出していたことが明らかになりました。
東京電力は問題の排水路を途中でせき止めたうえで、8台のポンプを設けて港湾内につながる別の排水路に雨水を移す応急の対策工事を行い、今月17日からポンプを本格稼働させました。
ところが、21日午前8時ごろ、8台あるポンプがすべて止まって雨水があふれ出し、港湾の外の海に流れ出しているのを点検中の作業員が見つけました。海に流れ出した雨水の量や放射性物質の濃度などは分かっていませんが、東京電力は今月9日の時点では濃度は極めて低いレベルだったとしています。
また、20日午後2時すぎに点検した時にはポンプは正常に動いていたということで、停止した原因はまだ分かっていないほか、復旧のめども立っていません。
問題のポンプは1時間に14ミリを超える雨が降ると、容量を超えて停止する仕組みになっていたということですが、当時は強い雨は降っていなかったということです。』
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