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2015年5月 6日 (水)

騙されてはいけない1268―今起こっている福島原発事故・最近の「建屋内滞留水移送装置増設工事の遅れ、線量実績の図!?」

東電の4月30日に行われた「廃炉・汚染水対策チーム会合 第17回事務局会議」の「【資料3-2】滞留水処理」にある「建屋内滞留水移送装置増設工事の進捗について」とその参考資料? の「線量実績」からです。

東電の報告では建屋内滞留水移送装置について、増設工事が計画よりも遅れているようです。

凍土璧による地下水遮水がまだテスト的な段階なので、「急ぐ必要がない!・・」のかも知れませんが、相互的な関係で互いに足の引張り合いのような遅れがこの頃目立つようです。

地下水位の低下は凍土璧だけによるものではないのですが、地下水位が建屋内滞留水より低くなると建屋内の高濃度汚染水が、地下へ流出します。

本来の地下水流入を止めるのは、流入口を見つけて塞ぐことですが、何処から流入か未だに不明なのです。

地下水位が低下すると流入口は逆に流出口になり、流出を防ぐ為に建屋内の水位低下、滞留水の汲み上げを迅速に行い(ポンプ設置や水位計設置)、水位低下時の対応を自動的に、かつ速やかにしようというものです。

実際に、思ったようにうまく行くか? どうかです。

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遅れの理由? もしくは言い訳なのか、東電は作業員の被爆の“線量実績”を持ち出していますが、『私の世界・「統計のウソとホント」④―図の表現』で言った、誤解を招く典型? のような図です。

URL http://masaki-knz.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-fa2c.html

1、4号機と2、3号機は同一の単位の図に見え、線量と人工を対応させているようですが、1、4号機は数字は同じでも人工は10されたものです。従って、1、4号機と23号機の図は単位を同じにすると、まったく違った様相を示す図になります。

単位を同じ(人・mSvを人工と同じに×1012,000120,000)にするとどうなるか、大体のイメージでピンクの線(計画線量)を入れました。

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