騙されてはいけない1299―今起こっている福島原発事故・「2号機格納容器内部調査、X-6ペネ周りの状況!?」
東電の6月29日の記者会見配布資料『「原子炉格納容器内部調査技術の開発」2号機原子炉格納容器内部 A2調査(X-6ペネ周りの状況について)』とネットのNHKニュースからです。
まず、HPにある写真・動画集の『「原子炉格納容器内部調査技術の開発」2号機原子炉格納容器内部 A2調査(X-6ペネ周りの状況について)』から2015年6月26日(撮影日)の“X-6ペネ”と“床面”で、拡大編修しています。
NHKニュースの言う「配管の開口部に取り付けられた鉄製のふたから黒っぽいものが溶け出したような跡・・」は、聞き方によると『もしかして、融けた燃料デブリでは?・・』を思わせますが、その状況が良く分かる写真が“床面”で、東電の言うようにシール材やケーブル被覆材などの合成ゴム? の焦げ後のようです。
“2原子炉格納容器内部の調査”に向けて、まず既設の内部に通じる穴のX-6ペネを利用するため、内部へアプローチする目的でX-6ペネの入口周辺環境の調査を行った報告です。
“格納容器の内部に繋がる穴の周辺”ですから、「放射線量を測ったところ、最も高い場所で1時間当たり1シーベルト(1000ミリシーベルト)を超える・・」(NHK)箇所があってもおかしくはなく、当然のように思いますが、高線量箇所へのアプローチはロボットでも困難(放射線の影響を電子機器も受ける)です。
『福島第一原発 2号機の配管付近で高い放射線量(6月29日22時48分 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所2号機で、原子炉を覆う格納容器の内部につながる配管の付近で、1時間当たり1000ミリシーベルトを超える極めて高い放射線量が検出されました。ことし8月には、この配管から格納容器内に調査用のロボットを入れる計画ですが、東京電力は除染などの対策を進めるため、現時点では調査への影響はないとしています。
福島第一原発の2号機では溶け落ちた核燃料の取り出しに向けて、ことし8月にも原子炉を覆う格納容器の内部にロボットを投入して、詳しい調査を行う計画です。
これに先立って、東京電力が今月26日、格納容器の内部につながる配管の付近で放射線量を測ったところ、最も高い場所で1時間当たり1000ミリシーベルトを超えることが分かりました。
これとは別に、この配管の開口部に取り付けられた鉄製のふたから黒っぽいものが溶け出したような跡が見つかっていて、東京電力では高い放射線量との関連は分からないとしています。この配管は調査の際にロボットの投入口となり、開口部に人が近づいて作業をする必要があるということです。
東京電力は今後、黒っぽい物質が調査の支障になるかを調べるとともに、除染などの対策を進めることにしていて、8月の調査への影響は現時点ではないとしています。』
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