騙されてはいけない1307―今起こっている福島原発事故・「淡水化装置(RO3)の漏えい、根本的な原因!?」
東電の7月17日の記者会見配布資料「ジャバラハウス内における淡水化装置(RO3)からの堰内漏えいについて(その2)」とネットのNHKニュースの「東電社長 原発敷地内の除染や舗装急ぐ」からです。
東電は、また「ジャバラハウス内における淡水化装置(RO3)からの堰内漏えい・・」と“汚染水の漏えい”を報告しています。
報告では漏えいした汚染水はセシウム134が800Bq/L、セシウム137が3100Bq/L、コバルト60が66Bq/L、全βが6万3千Bq/Lで、その高濃度の放射性物質を含む汚染水の漏えい量2.5㎥です。
その「ジャバラハウス内における淡水化装置(RO3)からの堰内漏えい・・」にNHKニュースの「東電社長 原発敷地内の除染や舗装急ぐ」は、一見変? なようですが、“漏れ”の根本原因は“ボルトの緩み”などではなく、放射能による現場作業環境の“劣悪さ”により各設備の保守管理、日ごろの監視が十分出来ないことにあるのです。
この蒸し暑い季節、かつ大雨でいろいろやらなければならない作業が増えるのに、マスクと防御服で身を固めて、温室みたいなジャバラハウス?(単なる想像です)での見回りは大変なことと想像出来ます。
「手抜き・・!」とは言いませんが、“ボルトの緩み”チェックは週一か月一、設備のポイントをトンカチで叩いて回れば済むものです。ただし、そんなことが出来る人が、現場にはもういない? のかも知れません。
<東電の報告>
『東電社長 原発敷地内の除染や舗装急ぐ(7月17日20時46分 )
東京電力の廣瀬直己社長は、17日、福島県で講演し、福島第一原子力発電所の廃炉作業の負担を軽減するため、防護服ではなく比較的簡素な作業着でも作業に当たれるよう、敷地内の除染や舗装を急ぐ考えを示しました。
東京電力の廣瀬社長は17日、経済同友会が福島県郡山市で開いている夏季セミナーに出席し、福島第一原発の事故からの復興をテーマに講演しました。
この中で廣瀬社長は、福島第一原発の廃炉作業について、敷地内で除染を進めていて、被ばくを防ぐために顔全体を覆う「全面マスク」の着用も次第に減っていると説明しました。
さらに、「廃炉作業員の防護服は、身に着けると暑く、作業が厳しくなる要因だ。今後は着用しなくてもいいようにしたい」と述べ、防護服ではなく比較的簡素な作業着でも作業に当たれるよう、今後、敷地内の除染や舗装を急ぐ考えを示しました。また、避難している人の事業再建の支援に向けて国と県、それに民間企業が合同チームをつくるとした政府の新しい指針について、廣瀬社長は「サポートをしっかりしたい」と述べ、東京電力としても最大限、協力していく方針を明らかにしました。
一方、夏季セミナーを開いた経済同友会は、地方創生のモデルとなるよう被災地の再生を支援するなどとした「東北アピール」を採択しました。』
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